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甲子園優勝未経験の県勢、11代表校が姿を消す……残る1校はスーパースターを輩出した名門校【夏の甲子園2025】

2025/08/14 NEW

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阪神甲子園球場

夏の甲子園 高校野球 最新情報(最新ニュース)

 第107回全国高等学校野球選手権大会は14日、大会9日目を終えた。春夏通じて甲子園優勝経験がない都道府県は12県あるが、今大会ではすでに11県の代表校が姿を消した。残る1県は、県勢初優勝をかけて負けられない戦いが続く。

 
 春夏通じて一度も甲子園優勝を果たしていない都道府県は、青森、岩手、秋田、山形、福島、新潟、富山、石川、滋賀、鳥取、島根、宮崎の12県である。
 
 だが、今大会は上記の12県中、9県の代表校が初戦敗退。大会9日目を終えて残っているのは、わずか1校のみだ。
 

 
 開幕戦では小松大谷(石川)が敗戦し、翌日の大会2日目には、鳥取城北(鳥取)、宮﨑商(宮﨑)、金足農(秋田)の3校が敗れた。
 
 大会5日目には弘前学院聖愛(青森)、大会6日目には日大山形(山形)、未来富山(富山)が敗れ、大会7日目にはセンバツベスト8の聖光学院(福島)も姿を消した。
  
 大会8日目には中越(新潟)が敗戦し、残るは初戦を突破した綾羽(滋賀)、開星(島根)、花巻東(岩手)の3校となっていた。
 
 しかし、大会9日目の第1試合で開星が仙台育英(宮城)に2-6で敗れると、第3試合では綾羽が、選抜王者の横浜(神奈川)に1-5で逆転負けを喫した。
 
 残る1校は、菊池雄星(現:エンゼルス)、大谷翔平(現:ドジャース)といったスーパースターを輩出した花巻東。大会10日目の第1試合で東洋大姫路(兵庫)と相まみえるが、県勢初優勝への望みをつなぐことはできるだろうか。

 

 
【了】