“超逸材”だが…夏の甲子園2025に出場できなかったプロ注目選手6人。聖地を逃した高校球児たち
2025/08/17 NEW
産経新聞社
福田拓翔(ふくだたくと)
・所属:東海大相模高
・学年:3年
・投打:右投右打
・ポジション:投手
昨夏は主戦投手の1人として甲子園8強入りに貢献した福田拓翔。しかし、今夏は右肘の故障もあって状態が上がらず、チームも神奈川県大会の決勝で敗退となった。
東海大相模高では入学直後からベンチ入りし、1年夏の神奈川県大会では4試合に登板。2年夏は1学年上の藤田琉生(現:日本ハム)との2枚看板で甲子園出場を果たした。
同夏の甲子園では2試合に救援登板し、いずれも無失点の好投を披露。聖地でも存在感を放った。
2年秋からはエース番号を背負うと、神奈川県大会では準決勝・平塚学園戦で9回10奪三振1失点の快投を見せ、関東大会出場に導いた。
春の甲子園出場こそ逃したが、最速150キロの直球に加え、スライダーやフォークと多彩な変化球を操るなど完成度の高さが光り、ドラフト上位候補と評された。
ところが、2年冬に右肘を痛め、招集されていた高校日本代表候補合宿を辞退。3年春に復帰したが、本来の直球は戻らず。今夏の神奈川県大会は4試合に登板したが、2年連続の甲子園出場は叶わなかった。
【了】