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“超逸材”だが…夏の甲子園2025に出場できなかったプロ注目選手6人。聖地を逃した高校球児たち

2025/08/17 NEW

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産経新聞社



櫻井ユウヤ(さくらいゆうや)

sakuraiyuya
・所属:昌平高
・学年:3年
・投打:右投右打
・ポジション:内野手
 
 高校通算49本塁打を記録するなど、世代屈指のスラッガーとしてプロ注目の存在となっている櫻井ユウヤ。2年連続で夏の地方大会決勝戦に進出したが、あと一歩のところで甲子園出場を逃した。
 
 タイ国籍の両親を持つ櫻井は、昌平高入学直後から三塁のレギュラーを奪取。1年夏の埼玉県大会では打率.364(22打数8安打)、2本塁打、7打点と早くから非凡な才能を発揮した。
 

 
 新チームとなった1年秋からは4番に座り、主軸打者としてチームを牽引。2年夏の埼玉県大会は打率.458(24打数11安打)、6打点の好成績を収め、チームを決勝進出に導いた。
 
 最後の夏は、対戦相手から厳しくマークされながらも、打率.500(10打数5安打)の活躍。叡明との決勝戦では左中間に豪快な一発を放ったが、チームは2対5で敗れ、甲子園出場は叶わなかった。
 
 それでも、低反発バットが導入された現代の高校野球において、49本ものアーチを積み重ねた長打力が高く評価されている。進路はプロ一本と明言しており、今秋のドラフト会議での指名が有力視されている。

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