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甲子園で鮮烈デビュー!「スーパー1年生」と呼ばれたプロ野球選手6人。聖地で輝いたスター候補たち

2025/08/13 NEW

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産経新聞社



杉谷拳士

 
・投打:右投両打
・身長/体重:173cm/78kg
・生年月日:1991年2月4日
・経歴:帝京高
・ドラフト:2008年ドラフト6位
 
 名門、帝京高で1年生から躍動したのが、北海道日本ハムファイターズでプレーした杉谷拳士だ。
 
 今もなお伝説として語られている、2006年夏の智弁和歌山高との試合。この試合で杉谷はショートでスタメン出場を果たすと、9回までにヒットを2本記録。
 

 
 さらに9回表、4点差から1点差に追い上げると、勝ち越しとなる2点タイムリーヒット。最終的にはサヨナラ負けを喫したが、3安打を放つ活躍を見せた。
 
 その後、2008年ドラフト6位で日本ハムに入団した杉谷。打率3割を超えるシーズンはなかったものの、2015年には84試合に出場。規定打席未到達ながら打率.295と自己最高の成績を収めた。
 
 その後も内外野を守れるユーティリティープレイヤーであると共に、チームの雰囲気を明るくするムードメーカーの役割も含め存在感を発揮した。
 
 2022年シーズン終了後に現役引退を表明。記憶に残る選手として活躍した杉谷の原点は、高校1年時に見せたプレーにあった。

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