甲子園で鮮烈デビュー!「スーパー1年生」と呼ばれたプロ野球選手6人。聖地で輝いたスター候補たち
2025/08/13 NEW
産経新聞社

高校野球 夏の甲子園 最新情報
高校3年生にとっては、高校野球生活の集大成となる夏の甲子園。これまでも数多くの3年生が活躍し、強烈なインパクトを残してきた。ただ、中には1年時から主力に定着し、「スーパー1年生」と称された選手もいた。そこで今回は、甲子園で「スーパー1年生」と呼ばれたプロ野球選手を取り上げたい。
伊藤拓郎
・投打:右投右打
・身長/体重:185cm/90kg
・生年月日:1993年4月2日
・経歴:帝京高
・ドラフト:2011年ドラフト9位
帝京高で1年生時に甲子園を騒然とさせた、伊藤拓郎。プロでも躍動が期待されたが、才能を開花できずにNPB球界を去った。
中学時代から一目置かれる存在だった伊藤。そして迎えた1年夏の甲子園、敦賀気比高との試合で9回からマウンドに上がると、145キロを超えるストレートを披露。会場が大きく沸いた。
また、続く九州国際大付高との試合においては、最速148キロを記録。力強いストレートは多くの高校野球ファンの記憶に刻まれ、将来を嘱望されていた。
2年春にも好投を披露しチームをベスト8に導いたが、その後はフォームに悩む時期を過ごし、期待された活躍ができず。3年夏の甲子園にも出場したが、最後の試合は登板がないまま終えた。
それでも将来性を期待され、2011年ドラフト会議で9位指名を受け横浜ベイスターズ(現・DeNA)に入団。
ルーキーイヤーは救援投手として2試合に登板。しかし、それ以降は一軍での登板を果たせないまま、2014年に戦力外通告を受けた。