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【結果速報】綾羽対高知中央、史上初の継続試合目前で劇的決着! 綾羽が死闘制し2回戦進出、午後10時46分に試合終了【夏の甲子園2025】

2025/08/08 NEW

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阪神甲子園球場

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 第107回全国高等学校野球選手権大会は8日、阪神甲子園球場で大会4日目を迎え、第4試合で高知中央(高知)と綾羽(滋賀)が対戦。延長タイブレークまでもつれた試合は、綾羽が6-4で逆転勝利。史上初となる継続試合目前で軍配を上げ、2回戦に進出した。

 この日は、第3試合の横浜(神奈川)対敦賀気比(福井)の試合が、雨天の影響で約1時間中断。第4試合は午後6時45分試合開始予定だったが、1時間5分遅れの午後7時50分にプレイボールがかかった。
 
 試合が動いたのは3回、高知中央が相手のミスにつけこみ無死満塁のチャンスを作り、5番・井筒陽斗の犠飛で先制。続く4回にも2番・神村風汰の犠牲フライで追加点を挙げた。
 

 
 対する綾羽は5回、1死一、三塁の場面で5番・藤井羚優が犠飛を打ち上げて1点を返し、最少得点差のまま後半戦に突入した。
 
 その後は、両チームの投手陣が粘りのピッチングを披露。1点差のまま迎えた9回、綾羽は2死満塁のチャンスを作ると、代打・川中雄人の打球が相手のエラーを誘い同点に。土壇場で試合を振り出しに戻した。
 
 高知中央はその裏、1死一、三塁とサヨナラのチャンスを作ったが、決定打を出せず。すでに継続試合が適応される午後10時を経過していたが、延長10回に限りこのまま再開。タイブレーク(無死一、二塁から開始)の戦いに突入した。
 
 綾羽は10回表、先頭の1番・北川陽聖が右中間を破る2点タイムリースリーベースを放って勝ち越すと、続く2番・磯谷哉斗の適時二塁打、4番・山本迅一郎の犠飛で一挙4得点。その裏、高知中央も2点を返したが、反撃及ばず。綾羽が6-4で軍配を上げた。
 
 なお、同試合の終了時刻は異例の午後10時46分。継続試合にはならなかったものの、大会史上最遅での決着となった。

 

 
【了】



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