今夏の“主役“に…?夏の甲子園に出場するプロ注目投手6人。スカウトも熱視線の高校球児たち
2025/08/09 NEW
産経新聞社
末吉良丞(沖縄尚学)
2年生ながらプロ注目と評価されているのが、沖縄尚学高の左腕、末吉良丞である。
末吉は1年秋からエースに君臨し、今年春の選抜大会に出場。強豪の青森山田高(青森)相手に9回を投げ切って3失点。果敢な投球で勝利を呼び込み、末吉自身の評価も高まるきっかけになった。
続く横浜高(神奈川)との試合では打ち込まれ、チームは敗戦。ただ、140キロ超のストレートを軸に、スライダーやカーブといった変化球も多彩で、大会屈指の左腕という呼び声も高い。
今年夏の沖縄大会では登板しなかった試合もあるが、抜群の安定感を披露。準決勝は興南高相手に4イニング無失点。
決勝はエナジックスポーツ高を相手に9回完投で1失点。2年ぶりの甲子園出場の立役者となった。
迎えた甲子園初戦は、秋田の金足農高と対戦。前評判通りの力強いストレート、キレのある変化球を披露し、14奪三振、無四球完封と圧巻の内容で勝利。
2回戦では鳴門高(徳島)との対戦が決まったが、再び素晴らしいピッチングを披露し、チームを勝利に導けるだろうか。