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今夏の“主役“に…?夏の甲子園に出場するプロ注目投手6人。スカウトも熱視線の高校球児たち

2025/08/09 NEW

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産経新聞社



(左から)奥村頼人、末吉良丞、石垣元気

高校野球 夏の甲子園 最新情報

 いよいよ開幕した第107回全国高等学校野球選手権大会。今年もプロ注目の選手が甲子園に集結し、夏の頂点をかけた熱い戦いが繰り広げられる。プロを目指す選手にとって、甲子園は貴重なアピールの機会と言えるだろう。そこで今回は、夏の甲子園でプロ注目とされるピッチャーを紹介したい。

石垣元気(健大高崎)

石垣元気(健大高崎)
 
 大会でも屈指の好投手と見られている、健大高崎高の石垣元気。初戦から難敵を迎えることになったが、本来のピッチングを発揮できるだろうか。
 
 北海道出身の石垣は、健大高崎高で1年春からベンチ入り。昨年の選抜大会でチームが優勝を果たし、最速150キロの速球で打者をねじ伏せたピッチングは、大きな話題を集めた。
 

 
 その後も球速がさらに上がり、昨年夏には最速153キロをマーク。ただ、今年の選抜大会では横浜高(神奈川)に敗れ、怪我の影響もあったのか本来のピッチングはできなかった。
 
 今年夏の群馬大会は2試合、わずか5イニングの登板にとどまった石垣。しかし、裏を返せば体力は十分に余っていると言えるだろう。
 
 健大高崎高の初戦の相手は、昨年夏の甲子園を制した京都国際高(京都)。左のエース、西村一毅が立ちはだかるものの、優勝候補として何が何でも勝利を掴み取りたい。
 
 甲子園での160キロ計測も期待されるなど、世代ナンバーワンと注目される石垣の投球から目が離せない。

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