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騒動の渦中にある広陵が初戦へ――強力クリーンナップを擁する旭川志峯と激突

2025/08/07 NEW

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阪神甲子園球場

夏の甲子園 高校野球 最新情報(最新ニュース)

 第107回全国高等学校野球選手権は7日、阪神甲子園球場で第3日目を迎えた。午後の部では、昨夏の甲子園にも出場した広陵(広島)が登場。広陵は、今年1月に複数の野球部員が下級生に対し暴力を伴う不適切な行為を行ったとして、3月に日本高校野球連盟から厳重注意を受けていたと発表しており、その影響が注目される中で、旭川志峯(北北海道)との初戦に臨む。

 
 逆風の中での戦いとなるが、広陵には実力ある選手が揃っている。
 
 広陵の注目は、今大会から背番号「1」を背負う堀田昂佑(3年)。1年生の頃から公式戦に登板している右腕が、最後の夏を迎える。
 
 今夏の広島大会では、31イニングを投げて失点はわずか3。制球力に優れ、攻略は容易ではない。
 
 チーム打率は.313と飛び抜けて高くはないが、白髪零士(3年)、曽根丈一郎(2年)ら好打者が揃い、機動力を活かした攻撃も持ち味だ。
 
 一方の旭川志峯は、北北海道大会でクリーンナップを担った億貞壮汰、松本琉葦の2年生コンビが強力。準決勝・決勝ではいずれも1点差の接戦を制しており、勝負強さにも定評がある。
 
 注目の一戦は、まもなく開始となる。

 

 

 

 
【了】



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