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高校時代が“ピーク”に…?プロ野球、苦戦している甲子園のスター6人。再び輝きたい主役たち

2025/08/05

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産経新聞社



平沢大河

hirasawataiga
投打:右投左打
身長/体重:176cm/80kg
生年月日:1997年12月24日
経歴:仙台育英高
ドラフト:2015年ドラフト1位
 
 プロ野球人生の岐路に立たされているのが、高卒10年目の平沢大河である。
 
 仙台育英高(宮城)では、1年秋にレギュラーへ定着。3年夏は甲子園で躍動し、3本のアーチを記録。チームの甲子園準優勝に大きく貢献した。
 

 
 ”高校No.1ショート”という評価を受けた平沢に対して、ドラフト会議では千葉ロッテマリーンズと東北楽天ゴールデンイーグルスが1位指名。競合の末、ロッテへの入団が決まった。
 
 ルーキーイヤーからファームで結果を残し、同年5月に一軍昇格。同年は23試合に出場して打率.149に終わったが、高卒1年目から一軍デビューを飾った。
 
 すると、高卒3年目に外野のポジションにも挑戦し、出場機会が大幅に増加。同年は112試合に出場して打率こそ.213だったが、5本塁打、32打点、8盗塁をマーク。パンチ力を見せつけ、レギュラー奪取も見えてきていた。
 
 しかし、翌年以降は伸び悩んだ。2020年からは2年連続で一軍出場すら叶わなかった。2023年は57試合に出場して3本塁打を放つも、打率は.170と確実性に欠けた。
 
 そんな中、昨年12月の現役ドラフトで埼玉西武ライオンズに移籍。だが、ここまで7試合の出場で打率.059と苦しい数字となっている。
 
 厳しい状況が続く平沢だが、ここから状況を打開できるのだろうか。

 

 
【了】

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