多角的な視点で発信する野球専門メディアベースボールチャンネル


高校時代が“ピーク”に…?プロ野球、苦戦している甲子園のスター6人。再び輝きたい主役たち

2025/08/05

text By

photo

産経新聞社



中村奨成

広島・中村奨成
投打:右投右打
身長/体重:181cm/84kg
生年月日:1999年6月6日
経歴:広陵高
ドラフト:2017年ドラフト1位
 
 高卒8年目の中村奨成。だが、プロの世界では苦戦を強いられている。
 
 広陵高(広島)では、1年生でレギュラーを確保した中村奨。3年夏の甲子園での活躍は目覚ましく、全6試合の出場で6本塁打、19安打、17打点など数々の歴代最多記録に並ぶ、あるいは更新する数字を残した。
 

 
 ドラフト1位で広島東洋カープに入団した中村奨は、プロ3年目に一軍デビュー。2021年には一軍で39試合に出場すると、打率.283(53打数15安打)、2本塁打、5打点、3盗塁を記録した。
 
 ところが、以降は一軍定着に至るほどの成績を残せず、ドラフト1位の面影が消えつつあった。外野手登録となった昨季は、30試合の出場で打率.145に終わった。
 
 それでも、今季は一軍で覚醒の兆しを見せている中村奨。すでにキャリアハイの58試合に出場し、打率.261、4本塁打、14打点の成績を残している。
 
 甲子園で金字塔を打ち立てた男が、ついにプロの世界でその力を発揮するのだろうか。

1 2 3 4 5 6


error: Content is protected !!