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高卒ドラフト1位への“登竜門”!? 高校JAPANでベストナインに輝いた5人。国際大会で躍動した現役選手たち

2023/09/09

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(左から)平沢大河、根尾昂、松尾汐恩

U-18高校野球日本代表 最新情報

 熱戦が続いている「第31回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」。悲願の初優勝を目指す高校日本代表は、台湾代表との決勝戦に進出した。過去を振り返ると、高校JAPANで躍動した選手が、ドラフト1位指名を受けるケースも多い。今回は、U-18大会でベストナインを獲得した現役選手を5人紹介したい。

 

 

藤原恭大(千葉ロッテマリーンズ)


 
投打:左投左打
身長/体重:181cm/80kg
生年月日:2000年5月6日
経歴:大阪桐蔭高
ドラフト:2018年ドラフト1位
 
 現代最強の呼び声も高い大阪桐蔭で、春夏連覇を達成した藤原恭大。高校日本代表の4番打者としてもチームを牽引した。
 
 中学時代に全国制覇を達成した藤原は、大阪桐蔭でも1年夏からレギュラー格に。2年時からはリードオフマンとして打線を引っ張り、チームは同春のセンバツ甲子園優勝を果たした。
 

 
 最上級生となってからはチームの4番に君臨。同春のセンバツ甲子園では打率.364(22打数8安打)、7打点、さらに夏の甲子園では打率.462(26打数12安打)、3本塁打、11打点と圧倒的な打棒を披露し、春夏連覇の立役者となった。
 
 高校日本代表には、2年連続で選出。2年時は1番打者として8試合に出場し、打率.333(36打数12安打)、6打点をマーク。3年時は4番打者として起用され、5試合で打率.444(18打数8安打)、5打点と国際大会でも結果を残し、ともに銅メダル獲得に大きく貢献した。
 
 超高校級の打者として大きな注目を集めた藤原は、3球団競合の末に2018年ドラフト1位で千葉ロッテマリーンズに入団。ルーキーイヤーから一軍デビューを飾ると、2021年には開幕スタメンを掴むなど、着実なステップアップを見せた。
 
 ここまでレギュラー定着には至っていないが、プロ5年目の今季は、すでに自己最多の出場数に。潜在能力には定評があるだけに、プレーに安定感が増せば、チームに欠かせない主力選手となるだろう。

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