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黒田博樹は「打者にとって厄介な投手」。相手打線は思い切った極端な対策が必要だ【与田剛の眼】

日本球界復帰後初のマウンドとなった3月30日のヤクルト戦で、7回を5安打無失点に抑え、勝利投手となった黒田博樹。4月4日の中日戦では初黒星を喫したが、7回を3安打3失点と試合を作った。2試合を見た解説者の与田剛氏は、黒田のピッチングにどんな印象を受けたのだろうか。

2015/04/05

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雑観A011

 日本球界復帰後初のマウンドとなった3月30日のヤクルト戦で、7回を5安打無失点に抑え、勝利投手となった黒田博樹。4月4日の中日戦では初黒星を喫したが、7回を3安打3失点と試合を作った。2試合を見た解説者の与田剛氏は、黒田のピッチングにどんな印象を受けたのだろうか。

ボールを動かすを逆手に

 3月30日のヤクルト戦、4月4日の中日戦と日本球界に復帰して2試合に登板しましたが、黒田らしい安定感のあるピッチングを見せてくれました。それを支えていたのがコントロールの良さであり、ストライクゾーンをいっぱいに使った投球は見事でした。

 ただ、コントロールが良かったとはいえ、甘い球も結構ありました。それでも、打者が簡単に打てないのは、しっかりした意識づけがあったからなんです。

 黒田の場合、カウントを取る時にコーナーいっぱいに決めてきます。早いカウントでこのボールを見せておくことで、打者はより厳しいコースを想定して待ちます。その意識があるから、少々、甘い球が来ても手が出なかったり、振り遅れたりしてしまうんです。

 また、打者にしてみれば「黒田=ボールを動かす」というイメージがあると思うのですが、それをうまく利用したピッチングをしていました。特に右打者に対しては、黒田の代名詞でもあるツーシームを意識させつつ、アウトコースの真っすぐで勝負する。この球が非常に効果的だったと思います。

 左打者に対しては、真っすぐでカウントを稼ぎつつ、インコースに迫ってきながら外に逃げていく“フロントドア”で仕留める。捕手・會澤翼のリードも良かったと思うのですが、打ち取るまでのプロセスが明確でした。

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shiro





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