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田中将大との違いは「得点圏」 絶対的エースになるために、楽天・則本昂大が解決すべき課題

今季3年目を迎える楽天・則本昂大は、すっかりチームの投手陣の柱に成長した。田中将大の後を継ぐ『楽天のエース』として、さらなる高みを目指すためには、ある課題を克服できるかがポイントになりそうだ。

2015/01/29

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2年目のジンクスを払しょくする活躍

 先日、今季のチームスローガン「一致団結」を発表した楽天。最下位からのV奪回を狙う今シーズンに相応しく、多くのファンも納得できる合言葉と言えそうだ。

 しかし、元監督・野村克也氏がよく口にしたように、中心なき組織は機能しない。
 4番とエースが機能してこその「一致団結」である。

 もし投打の主軸が機能不全に陥れば、チームは低空飛行を余儀なくされ、スローガンも掛け声倒れに終わる恐れもある。長打供給が要求される新外国人ギャビー・サンチェスとエースとして投げる則本昂大、投打の主軸には是が非でもチームを「一致団結」に導くような戦果を期待したい。

 その則本は年明け、ヤンキース・田中将大、松井裕樹、辛島航とともに合同自主トレを敢行。3年連続開幕投手を視野に、沖縄でとても充実した日々を送っており、3年目右腕の調整はここまで順調に来ているようだ。

 それにしてもだ。
 昨年の活躍には目を見張るものがあった。

 2年目のジンクスが心配された中、投球回は200イニング超え(202.2回)。防御率も前年3.34から3.02へ改善し、2年連続二桁勝利(14勝10敗)を達成。チームの連敗を止める快投を何度も披露した。

 中でも白眉は、シーズン7完封だ。
 150キロ超えのストレートにキレのあるスライダー、さらに本格的に実戦配備したフォークを新たな武器に打者をねじ伏せた。マウンド上で見せる闘志、その立ち居振る舞いやたたずまい、風貌は、2年目にして田中将大を彷彿とさせるものがあり、『田中将大喪失症候群』に陥っていた多くのファンは、則本に田中の姿を垣間見た。

 3年目の今季はこれ以上の期待がかかる。沢村賞争い、最多勝争いに加わるパフォーマンスを――ただ、則本が田中の背中にさらに近づくための高いレベルでの快投をみせるには、得点圏に走者を背負った時の投球の改善が必要だ。

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 田中をはじめ、テニス・錦織圭、フィギュアスケートの羽生結弦など一流アスリートの共通項は、要所や苦境で自らのギアを一段も二段も自在に上げることができる点だ。

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