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カープ、25年ぶりのVへ追い風となる2つの要素――鈴木誠也のブレイクとジョンソンの残留

広島東洋カープが、交流戦ではセリーグトップの成績を収めており、独走態勢を固めつつある。

2016/06/20

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若鯉が4年目の本格ブレイク

 広島の快進撃が止まらない。セリーグの中で唯一貯金を積み重ねながら首位を快走している。交流戦も11勝6敗でセリーグトップの3位で終了。この期間中、波に乗るチームにさらなるいい流れを運び込んだのは大きく見て投打における「2つのプラス要素」があったからだろう。
 まず「打」では何と言っても、鈴木誠也外野手の大躍進だ。17日、そして18日と本拠地マツダスタジアムでのオリックス戦において2試合連続となるサヨナラアーチを叩き込み、スタンドの赤ヘル党たちを熱狂の渦へと巻き込んだ。同じ選手が2試合連続でサヨナラ弾を放ったのは2012年に当時オリックスだったアーロム・バルディリス内野手(現・韓国三星)以来、日本プロ野球史上10人目。しかも広島の所属選手としては1984年9月15、16日の巨人戦(広島市民)で長嶋清幸外野手が放って以来、32年ぶり2人目の快挙となった。
 そしてさらに19日、同じくオリックスとの交流戦最終戦では、チームが4点差を追い付いた同点の8回の先頭で打席に立つと、勝ち越しの10号ソロ。3戦連発V弾でチームを破竹の6連勝へと導いた。

もともと二松学舎大附高時代からスラッガーとして定評が高く、特に高校通算43本塁打のパンチ力はプロからも熱い視線を注がれていた。

プロ入り後はまず二軍で当時の内田順三監督(現巨人打撃コーチ)に徹底的に鍛えられ、一軍に定着するようになった昨季からは主に新井 宏昌打撃コーチ(退任)から、そして今季は石井琢朗打撃コーチからの熱心な指導を受けて潜在能力がいよいよ開花。

広島の大物OBたちが以前から口々に「あの誠也が試合を決めるような形になれば、カープの強さは間違いなく本物になる」と太鼓判を押していたが、それがついに現実のものとなってきたようだ。

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