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今のソフトバンクに対抗できるのは「うちのチーム」しかいない【音楽と野球 土屋礼央さん インタビュー〈#1〉】

ミュージシャンに野球愛を語っていただく「音楽と野球」。2015年の締めくくりは、土屋礼央さんの登場。音楽活動の他にも、ラジオパーソナリティーやテレビ番組のMCを務めるなど幅広く活躍中だ。「自分が面白いと思うことは人に伝えたい」と話す彼の探究心や知識は、プロ野球はもちろん、サッカー、鉄道、Mac、資産運用、太陽光発電(!)にまで及び、そのすべてにおいてディープ! 今回は愛してやまない「埼玉西武ライオンズ」について喋り倒してくれた。

2015/12/26

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僕のアイドルは石毛宏典さんでした!

――ライオンズファンとしての古い記憶から教えてください。

幼い頃から西武線沿線に住んでいて、常にライオンズの写真や映像が目の前にありました。当時はテレビとラジオしかなかったうえに、テレビでも巨人の試合しかやっていませんでしたけどね。西武線の駅を降りるとホワイトボードに試合の途中経過が書いてあるので、それを見て、家では文化放送の「ライオンズナイター」を聞きながら夜を過ごすというのが日常でした。西武球場へ初めて連れて行ってくれたのは祖父。対戦相手は阪急ブレーブス! 先発のアンダースロー・山田久志さんに完封負けを食らったんじゃないかな。

――よく覚えていますね。小学校低学年だったのでは?

 そうですね。正捕手がまだ伊東勤さんではなく、そして4番バッターは田淵幸一さんという時代です。僕の記憶はかなりディープですよ、半端ない(笑)。好きだった選手は石毛宏典さんです。僕のアイドルは石毛宏典! 石毛さんを追い求めて生きてきたといっても過言ではありません。特にパワーがあるわけでもなく、すごく足が速いわけでもない。でも石毛さんが打つとチームの雰囲気がガラっと変わる。「僕もこういう人間になりたいな。歌唱力で天下は取れないかもしれないけれど、僕が存在して何かをすることによって空気が変わるような人間になりたいな」って・・・。ダイエーに移籍されてからも、ひたすら安打数を追い続ける日々でした。だけど結局2000本安打に到達できなかったんだよなぁ。

――熱い! 太刀打ちできません(苦笑)。
 
できないと思います(笑)! いわゆる森監督の黄金期(1986~1994年)のことはもちろんですし、広岡監督2年目以降は、ほぼ記憶にありますから。巨人との日本シリーズ第7戦(1983年)、7回2アウト満塁でテリー選手が西本投手から走者一掃のツーベースを打って日本一になったというね! ライオンズファン、いや、パリーグ好きな人はですね、めったにテレビ中継がないので、中継がある日はお祭りだったんです。日本シリーズなんて貴重な時間は、もう、マストですよ、マスト。見ないなんてあり得ない。だから、読売好きの野球好きとは、ノリが違うんです。

――今、軽くディスりましたか(笑)? アンチ巨人ですか?

 ですかね!? 昔、父が読売新聞を購読しようとした時に阻止しました。高橋由伸さんと番組で共演した時にも本人を目の前に「ライオンズファンです」と言い切りました。そこは譲れなかったんで。

――全国の巨人ファンを敵に回しましたね。

 やっぱりアンチって嫌われるんですか? いいです、いいです、嫌われたって・・・。ただ、僕は嫌っているわけではないですよ。「アンチ」という言い方をしますけど、「ライバル」だと思っていますから。巨人には負けたくないという気持ちが強いということです。基本的に「いい野球」は見たいし、応援するチームがあるというのは、スポーツを愛する上での醍醐味でもあるじゃないですか。僕はプロ野球が大好きなんです。

――きた! FC東京のサポーターとしても有名な礼央さん。ライオンズとどちらが好きなのか、はっきりしてもらいましょうか(笑)。

 「ライオンズで国歌も歌わせてもらったし、応援ソングも作ったのにFC東京に鞍替えしやがって」なんて言われることがありますけど、どっちも愛しています! ただ言えるのは、プロ野球のビジネスに比べるとJリーグのビジネスは赤子状態。文化としても未発達だから、課題やのびしろがあるんです。そういった点で、「Jリーグをもっと広めたい」という思いは強いです。だからファンクラブの企画で、Jリーグサポーターを増やしたくて、FC東京観戦ツアーを僕のガイドでやっています。じゃあライオンズは?と聞かれると、プロ野球の文化はもう成熟しているので、僕が何かをしようなんて、おこがましい話だなと・・・。純粋なファンです(笑)。知識やデータ量は、プロ野球の方が多いですよ。僕の中での歴史も圧倒的に深いですからね。

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shiro





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