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大谷の前例に? 一選手のマイナー契約にアメリカが注目――タブー視されるMLBでの二刀流

アメリカで一人の選手のマイナー契約が注目されている。

2016/01/18

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大谷バッティング(ロゴ入り)jpg

二刀流としての期待

 雑報にすぎない一選手のマイナー契約が、多くの米メディアに取り上げられた。
 ツインズを自由契約となっていたジョーダン・シェーファー外野手と、ドジャースがマイナー契約を結んだ。

 招待選手としてメジャーキャンプに参加するのも規定路線。ただ契約が報じられた翌日、「球団は投手としての起用も考えている」という計画が浮上し、球団公式HPやFOXスポーツ、CBSスポーツなど大手メディアがこぞって報じた。

 シェーファーは05年のドラフト3巡目でブレーブスに指名されて入団。高校時代は将来を嘱望された投手だったというが、プロ11年間でマイナーも含めて投手としての登板は1試合もない。

 左投げ左打ちの外野手で、俊足と広い守備範囲、そして強肩を武器にメジャーでプレーしてきた。09年にメジャーデビューを果たし、シーズン中にツインズに移籍した14年には年間104試合に出場。打率.238ながら、このシーズンは自己最多の30盗塁を記録した。

 昨年の年俸は155万ドル(約1億8100万円)。9番・中堅で開幕スタメンにも名を連ねていた。華々しいとは言い難いが、確かな実績を残す外野手だ。

 そのシェーファーに、なぜ投手起用が浮上したのか? 球団公式HPでは「左の中継ぎ投手」としての可能性を指摘している。

 例えば対左腕の打率が極端に悪い左打者を打席に迎えた際に、センターの守備位置からマウンドに駆けて救援する。相手打線が左右ジクザグなら、左打者を一人抑えて一度中堅の守備位置に戻り、再び左打者が打席に立つ際にマウンドへ戻ってくることもできる。

 00年の野村阪神は左腕・遠山と右腕・葛西を、相手打者の右左に合わせて一塁と投手で交互に起用することがあった。左の中継ぎの人材不足は、日米通じた共通項。シェーファーの救援登板が可能ならば、1試合で何度も左打者にぶつけることも可能だ。

 球団公式HPでは「ハイブリッド・ロール」と表現されているが、いわゆる投手と野手の二刀流起用。同時に複数の米メディアでは、メジャーでの二刀流選手の歴史についても触れている。

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