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韓国代表、オランダ相手に完封負け!2大会連続の1次ラウンド敗退が濃厚に

2017/03/07

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 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)プールAの1次ラウンド、韓国代表対オランダ代表の試合が、7日にソウルの高尺スカイドームで行われた。6日の試合でイスラエルに敗れた韓国代表がオランダ代表にも5対0で敗れ、2次ラウンド進出の可能性が大きく遠のいた。第3回WBCに続いての2大会連続で1次ラウンド敗退が現実的となってきた。
 
 オランダ代表の先発は、韓国球界も経験し2014年には最多奪三振と最優秀防御率の二冠に輝いた、現福岡ソフトバンクホークスのリック・バンデンハーク、対する韓国代表の先発はアンダースロー右腕のウ・ギュミンがマウンドに上がった。
 
 試合は初回からオランダの現役メジャーリーガーが躍動する。1回裏に先頭打者の「世界最強の遊撃守備」との呼び声も高いアンドレルトン・シモンズが左前安打で出塁。続く2番・ジュリクソン・プロファーが5球目を右翼スタンド後方の壁に特大の先制2ランを打ち込んだ。続く3番・ザンダー・ボガーツも三塁打でチャンスを作る。後続が続かなかったものの、現役バリバリのメジャーリーガーの実力を早速見せつけた。
 
 2回にも2死から9番・ランドルフ・オドュベルが安打で出塁すると、1番・シモンズが適時二塁打を放ち、1点を追加。韓国代表から徐々にリードを広げる。
 
 一方の韓国打線は、バンデンハークをなかなか打ち崩せずに、ランナーは出すものの4回まで無得点。バンデンハークも4回を62球、3安打、無失点と、先発の役割をしっかりと果たし、マウンドを降りた。
 
 両チームスコアボードにゼロが続いた6回裏、オランダの8番・ダシェンコ・リカルドの今日2本目の安打を皮切りに、続く9番・オドュベルが韓国の2番手のウォン・ジョンヒョンのスライダーを捉え、左中間スタンドに中押しとなる2ラン本塁打を放つ。
 
 韓国打線はその後も、8回には先頭打者を出すものの、3番・キム・テギュンが併殺打を放ち、ランナーを活かせず。打線が最後までつながることなく、オランダの前に5対0の完封負けを喫した。
 
 既にイスラエル相手に1敗を喫し、絶対に負けることができなかった韓国代表がまさかの2連敗。2009年のWBC準優勝国は、まだ2次ラウンド進出の望みは絶たれてはいないものの、果てしなく厳しい状況に追い込まれた。8日の試合でオランダがチャイニーズ・タイペイに勝利すれば、自動的に1次ラウンド敗退となる。
 
オランダ 5-0 韓国
 
【オランダ】
バンデンハーク 62球
マルクウェル 41球
マルティス 12球
ストフベルゲン 16球
ファンミル 12球
【韓国】
ウ・ギュミン 63球
ウォン・ジョンヒョン 26球
チャ・ウチャン 24球
 
 
本塁打
【オランダ】
プロファー(1回2ラン)、Ra・オドュベル(6回2ラン)
 
【韓国】
 
バッテリー
【オランダ】
バンデンハーク、マルクウェル、マルティス、ストフベルゲン、ファンミル – リカルド
 
【韓国】
ウ・ギュミン、ウォン・ジョンヒョン、チャ・ウチャン – キム・テグン