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【決勝戦展望】女子ソフトボール 日本代表対アメリカ代表 今大会成績比較【東京五輪(東京オリンピック)】

2021/07/26

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打撃編

 一方、打撃面は北京五輪のクリストル・ブストスのような大砲はおらず、繋いで得点を重ねていくチームだ。ORでの総得点は1位カナダ(19点)、2位日本(18点)からおおきく差をつけられ9得点。すべてのゲームをロースコアで勝ち上がってきた。得点力では日本に分があるとみていいはずだ。
 
 それでも、チーム打率は日本を上回る.231とアベレージは高い。その立役者となっているのが、ヘイリー・マクレニーだ。アメリカ代表不動の1番打者は、OR全選手の中で断トツの打率.643(14打数9安打)。四球も4つ選んでおり、非常に高い出塁率を誇っている。
 
 ほかにもクリーンアップを担うアリソン・アギュラー、アマンダ・チデスターは打点を稼いでおり要注意。まだあまり当たっていない4番のバレリー・アリオトも不気味な存在だ。
 
 日本打線が高い得点能力を持つとはいえ、最強投手陣から大量得点を奪うのは容易ではない。そのためにも投手力と堅い守りで得点を与えず、いかに打線を封じ込めるかが重要となってくるだろう。

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