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若き剛腕・中森俊介が歩むエースへの道。好成績を支える1年目の土台と気づき【#31】

2022/09/28

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千葉ロッテマリーンズ



ロッテ・中森俊介 インタビュー

千葉ロッテマリーンズの中森俊介投手は、2020年ドラフト2位で明石商業高校から入団した右腕。1年目は、今やチームの勝ち頭となった佐々木朗希投手同様、身体作りに徹して公式戦登板なしで終えたが、2年目の今年は、ファームで6試合に登板し、投球回20、奪三振15、与四死球4、被本塁打0、防御率0.90の好成績を残している。マリーンズの未来を担う剛腕の現在地を取材した。

 

 

プロ入り後の気づき「真っすぐの重要性」

 高校時代は、1年夏から甲子園のマウンドに立ち、2年時にはエースとして躍動。最速151キロの速球を武器に、チームを春夏連続でベスト4へと導いた。3年時はコロナ禍の影響で甲子園が中止となったものの、世代を牽引する存在としてプロ入りに漕ぎつけた。
 
 高校野球での豊富な経験値とマウンド度胸を備えている中森が、プロに入ってから得た“気づき”がある。
 
「高校の時は、けっこう変化球多めだったと思うんですけど、プロに入って改めて“真っすぐの重要性”というか、真っすぐが活きないと変化球も活きてこないというのを感じたので、どんどん今は真っすぐ多めというか、真っすぐ主体で投げているというのが、(当時と比べて)一番変わったところなんじゃないかなと思います」
 

 
 その真っすぐについては、実戦でも「どんどん押していけているなって手応えはありますね」と好感触を得ている。これは、元々のポテンシャルに加えて、「自分に足りないところを見つめ直した」という1年目の土台作りの成果でもある。
 
「去年はまず、しっかりフィジカルから鍛え上げていこうということで、ウエイトトレーニングにも励みましたし、フォームの改良と言いますか、フォームを少し、もうちょっとこうしたらいいんじゃないかとか、そこはコーチと話し合いながらいろいろと取り組んできたので、そこが今の結果に繋がっているのかなと思います」

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