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バットマンにとって栄誉な記録 4000打席以上で通算打率3割超えの現役は誰?

プロ野球選手が厳しい世界で生き残るには、やはり自分自身の結果を残すことだ。そして結果を積み上げることで、偉大な記録は生まれる。今回は通算(終身)打率をクローズアップしたい。

2015/09/01

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柳田、秋山らがどこまで打率を残すか注目

 4000打数以上の選手で、現役かつ通算打率.295以上の現役選手は4人となる。

・中島裕之 .299(4893打数1465安打)

・谷佳知  .297(6491打数1927安打)

・松中信彦 .297(5949打数1766安打)

・松井稼頭央.295(6871打数2025安打)

 中島裕之は、開幕時点では.302だった。しかし今季は.257と不振で通算打率が落ちてしまった。

 谷佳知は、2011年時点で3割ちょうどだった。しかし以後は.249しか打てず、3割を切った。わずか3厘だが、これを回復するためには100打数で51安打が必要となり、極めて厳しい状況だ。ベテランになり打数の分母が増えると、打率を上げるのは難しくなる。

 谷と同様、40歳を超えた松中、松井稼も厳しいところだ。

4000打数未満で通算打率3割をキープしている主な選手は以下の通りだ。

・柳田悠岐 .314 (1445打数454安打)

・銀次   .306(1638打数501安打)

・川端慎吾 .301(2548打数766安打)

 今年、柳田悠岐と高レベルの首位打者争いをしている秋山翔吾はまだ3割を打ったことがないため、通算打率は.289(2229打数644安打)となっている。秋山はこれから3割のラインを突破すると思われる。

 プロ野球選手として脂がのっている時期にどれほど安打を積み上げられるかが、それが最終的に「通算(終身)打率」に大きく影響してくる。
 こういったデータをチェックすることで、プロ野球観戦はさらに面白くなるだろう。

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