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【ソフトバンク】5年前の開幕投手・開幕スタメンは? “特別な試合”か“143分の1”か。過去5年間の開幕戦を検証

2021/03/08

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 オープン戦に突入した2021年のプロ野球。いよいよ26日にはレギュラーシーズンの火蓋が切って落とされる。“特別な試合”と“143分の1“の意味合いで見解の分かれる開幕戦だが、勝敗の鍵を握る開幕投手の役割は、長いシーズンにおいても重要な意味をもつだろう。
 

 
 昨季パシフィック・リーグを制し、4年連続日本一に輝いた福岡ソフトバンクホークスは、今季の開幕投手に石川柊太投手を指名。最多勝、最高勝率の2冠を受賞した右腕が、自身初の大役を務める。今回は、ソフトバンクの過去5年間の開幕投手と戦績にフォーカスし、各シーズンの戦いを振り返っていきたい。

2016年


 
開幕投手:攝津正
対戦カード:対東北楽天ゴールデンイーグルス(Koboスタジアム宮城)
試合結果:3-7 敗戦

 
 2016年の開幕戦は、敵地で東北楽天ゴールデンイーグルスと対戦。開幕投手は、攝津正投手が5年連続5度目の登板となった。

 同試合の攝津は、先制点をもらったが、2回に一挙5点を奪われるなど3回6失点(自責点5)でノックアウト。3-7で敗戦投手となった。同年の攝津は、状態を上げることができずにわずか7試合の登板。37回を投げ、2勝2敗、21奪三振、防御率5.59と成績不振に陥った。
 
 同年のチーム成績は、83勝54敗6分で勝率.606。終盤まで首位だったが大失速し、北海道日本ハムファイターズに最大11.5ゲーム差をひっくり返されて2位に終わった。クライマックスシリーズ(CS)では、ファイナルステージで日本ハムにリベンジを狙ったが、2勝4敗で敗退となった。

2017年


 
開幕投手:和田毅
対戦カード:対千葉ロッテマリーンズ(ヤフオクドーム)
試合結果:3-1 勝利

 
 2017年の開幕戦は、本拠地で千葉ロッテマリーンズと対戦。開幕投手は、16年にチームへ復帰した和田毅投手が、6年ぶり4度目の登板となった。
 
 同試合の和田は。7回に先制点を許したが、8回1失点の力投。直後に味方打線が逆転して勝利投手の権利を手にし、3-1で白星を飾った。同年の和田は、シーズン序盤に肘頭骨棘切除術(内側及び肘頭窩)を受けて長期離脱。最終的に8試合登板にとどまり、47回を投げ、4勝0敗、34奪三振、防御率2.49の成績となった。
 
 同年のチーム成績は、94勝49敗で勝率.657。2位埼玉西武ライオンズに13.5ゲーム差と圧倒的な強さを見せ、リーグ優勝を果たした。クライマックスシリーズを突破して迎えた日本シリーズでは、セントラル・リーグ3位から勝ち上がった横浜DeNAベイスターズと熱戦を演じ、4勝2敗で2年ぶりの日本一を勝ち取った。

2018年


 
開幕投手:千賀滉大
対戦カード:対オリックス・バファローズ(ヤフオクドーム)
試合結果:2-0 勝利

 
 2018年の開幕戦は、本拠地でオリックス・バファローズと対戦。千賀滉大投手が自身初の開幕投手を務めた。
 
 同試合の千賀は、7回1安打無失点の完璧な投球。しかし打線もオリックス先発の西勇輝投手を打ちあぐね、同点のままマウンドを降りた。試合は8回に2点を奪ったソフトバンクが、2-0で勝利した。同年の千賀は、けがに苦しんで規定投球回未到達。それでも22試合(141回)を投げ、13勝7敗、163奪三振、防御率3.51の成績を残した。
 
 同年のチーム成績は、82勝60敗1分で勝率.577。順位は2位となり、リーグ優勝を逃した。しかしクライマックスシリーズファイナルステージで、1位西武を4勝2敗で撃破。日本シリーズでは、セ・リーグ王者の広島東洋カープに4勝1敗で2年連続日本一となった。

2019年


 
開幕投手:千賀滉大
対戦カード:対埼玉西武ライオンズ(ヤフオクドーム)
試合結果:5-4 勝利

 
 2019年の開幕戦は、本拠地で西武と対戦、開幕投手は、千賀が2年連続2度目の登板となった。
 
 同試合の千賀は、6回を無失点投球。4点リードでマウンドを降りた。しかし、8回にリリーフ陣が崩れて同点。勝利投手の権利は失った、試合は、延長12回にサヨナラ勝ちを収めた。同年の千賀は、令和初、育成出身選手としても初の無安打無得点試合(ノーヒットノーラン)を達成。最終的に26試合(180回1/3)を投げ、13勝8敗、227奪三振、防御率2.79をマークし、最多奪三振のタイトルを受賞した。
 
 同年のチーム成績は、76勝62敗5分で勝率.551。最後まで優勝争いを繰り広げたが、2ゲーム差で西武に屈し、18年に続いて2位に終わった。しかしクライマックスシリーズファイナルステージでは、4勝1敗で再び西武を撃破。日本シリーズでも、セ・リーグ王者の読売ジャイアンツを寄せ付けず、4連勝で3年連続日本一に輝いた。

2020年


 
開幕投手:東浜巨
対戦カード:対千葉ロッテマリーンズ(PayPayドーム)
試合結果:2-1 勝利

 
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で120試合制となり、6月に開幕を迎えた2020年。開幕戦は本拠地でのロッテ戦となり、東浜巨投手が自身初の開幕投手を務めた。
 
 同試合の東浜は、5回2安打無失点の好投。しかし打線の援護なく、スコアレスの膠着状態のままリリーフ陣に後を託した。試合は延長10回の末、19年に続いてサヨナラ勝ちを収めた。同年の東浜は、19試合(119回)を投げ、9勝2敗、102奪三振、防御率2.34をマーク。惜しくも受賞はならなかったが、チームメイトの千賀と最後まで最優秀防御率争いを繰り広げた。
 
 同年のチーム成績は、73勝42敗5分で勝率.635。2位ロッテに14ゲーム差を付け、3年ぶりのリーグ優勝を果たした。クライマックスシリーズを勝ち抜いて迎えた日本シリーズは、19年と同じ顔合わせとなったが、再び4連勝で4連続日本一を達成した。
 
 
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