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【カープ】5年前の開幕投手・開幕スタメンは? “特別な試合”か“143分の1”か。過去5年間の開幕戦を検証

2021/03/07

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 オープン戦に突入した2021年のプロ野球。いよいよ26日にはレギュラーシーズンの火蓋が切って落とされる。“特別な試合”と“143分の1“の意味合いで見解の分かれる開幕戦だが、勝敗の鍵を握る開幕投手の役割は、長いシーズンにおいても重要な意味をもつだろう。
 

 
 昨季セントラル・リーグ5位の広島東洋カープは、今季の開幕投手に大瀬良大地投手を指名。3年連続3度目の大役となる。今回は、広島の過去5年間の開幕投手と戦績にフォーカスし、各シーズンの戦いを振り返っていきたい。

2016年


 
開幕投手:クリス・ジョンソン
対戦カード:対横浜DeNAベイスターズ(マツダスタジアム)
試合結果:1-2 敗戦

 
 2016年の開幕戦は、本拠地で横浜DeNAベイスターズと対戦。クリス・ジョンソン投手が自身初の開幕投手を務めた。
 
 同試合のジョンソンは、2回に2点を失うも、以降は無失点で8回を投げ切り、味方の反撃を待った。しかし打線が力投に応えられず、1-2で敗戦投手となった。同年のジョンソンは、26試合(180回1/3)を投げ、15勝7敗、141奪三振、防御率2.15をマーク。シーズン通して抜群の安定感を見せ、外国人投手としては2人目の沢村賞を受賞した。
 
 同年のチーム成績は、89勝52敗2分で勝率.631。2位読売ジャイアンツと17.5ゲーム差をつける圧倒的な強さで、1991年以来25年ぶりとなる悲願のリーグ優勝を果たした。クライマックスシリーズ(CS)を経て迎えた日本シリーズでは、先に2勝を挙げるも4連敗を喫し、パシフィック・リーグ王者の北海道日本ハムファイターズに屈した。

2017年


 
開幕投手:クリス・ジョンソン
対戦カード:対阪神タイガース(マツダスタジアム)
試合結果:6-10 敗戦

 
 2017年の開幕戦は、本拠地で阪神タイガースと対戦。開幕投手は、ジョンソンが2年連続2度目の登板となった。
 
 同試合のジョンソンは、3回2/3を7失点(自責点5)の乱調。序盤の大量失点が響き、試合も6-10で敗れた。同年のジョンソンは、体調不良やけがに悩まされ、13試合の登板。76回1/3を投げ、6勝3敗、53奪三振、防御率4.01の成績となった。
 
 同年のチーム成績は、88勝51敗4分で勝率.633。2位阪神と10ゲーム差をつけるなど16年に続いて首位を独走し、リーグ2連覇を果たした。しかしクライマックスシリーズでは、ファーストステージを突破して勢いに乗る3位DeNAに2勝4敗で敗れ、日本シリーズ進出を逃した。

2018年


 
開幕投手:野村祐輔
対戦カード:対中日ドラゴンズ(マツダスタジアム)
試合結果:6-3 勝利

 
 2018年の開幕戦は、本拠地で中日ドラゴンズと対戦。野村祐輔投手が自身初の開幕投手を務めた。
 
 同試合の野村は、5回まで1失点の好投。6回に2点を奪われリードを許したが、直後に味方が逆転し、6-3で勝利投手となった。同年の野村は、故障離脱の影響で規定投球回未到達。最終的に20試合(119回1/3)を投げ、7勝6敗、60奪三振、防御率4.22の成績となった。
 
 同年のチーム成績は、82勝59敗2分で勝率.582。2位東京ヤクルトスワローズと7ゲーム差をつけ、リーグ3連覇を達成した。18年に苦杯を嘗めたクライマックスシリーズは、4連勝で突破。しかし日本シリーズでは、パ・リーグ2位から勝ち上がった福岡ソフトバンクホークスに1勝4敗で敗れ、日本一はならなかった。

2019年


 
開幕投手:大瀬良大地
対戦カード:対読売ジャイアンツ(マツダスタジアム)
試合結果:5-0 勝利

 
 2019年の開幕戦は、本拠地で巨人と対戦。大瀬良投手が自身初の開幕投手を務めた。
 
 同試合の大瀬良は、7安打を浴びながらも8回11奪三振無失点の快投。5-0で白星を挙げ、巨人のエース・菅野智之投手との投げ合いを制した。同年の大瀬良は、26試合(173回1/3)を投げ、11勝9敗、136奪三振、防御率3.53をマーク。ジョンソンとともに先発陣の柱となった。
 
 同年のチーム成績は、70勝70敗3分で勝率.500。リーグ4連覇、クライマックスシリーズ進出も逃す4位という結果に終わった。

2020年


 
開幕投手:大瀬良大地
対戦カード:対横浜DeNAベイスターズ(横浜スタジアム)
試合結果:5-1 勝利

 
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で120試合制となり、6月に開幕を迎えた2020年。開幕戦は敵地でのDeNA戦となり、大瀬良が2年連続2度目の開幕投手を務めた。
 
 同試合の大瀬良は、9回1失点で完投勝利。2-1で迎えた9回には、自ら2ラン本塁打を放ち試合を決定づけるなど投打に渡る活躍を見せた。同年の大瀬良は、シーズン終盤に右肘のクリーニング手術を受けてそのままシーズンを終了。最終的に11試合(63回1/3)を投げ、5勝4敗、38奪三振、防御率4.41の成績となった。
 
 同年のチーム成績は、52勝56敗12分で勝率.481。巻き返しを図るシーズンだったが、Bクラスの5位に沈んだ。
 
 
広島東洋カープ、歴代開幕投手一覧<2005年以降>






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