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外野エリアにユニバーサルデッキ登場、壮観で試合の中身も見える場所。西武本拠地メットライフドームエリア改修

2021/03/02

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埼玉西武ライオンズ



 埼玉西武ライオンズは2日、「西武ライオンズ40周年記念事業 メットライフドームエリア改修計画」について、順調な工程の模様を伝えている。
 

 
 センターバックスクリーン奥にそびえ立つLビジョンを支えるメットライフドーム独特の大きな柱。その形状は、右翼、左翼に向かってなだらかにその背を低くしていくが、その足元にもまた、新しい座席が設けられた。その名もライオンズユニバーサルデッキ(レフト)、ビジターユニバーサルデッキ(ライト)。
 
これまでも、車椅子席は内野エリアに常設されていたが、今季からはL’sテラスエリア(1・3塁)、プレミアムエキサイト、そしてこのユニバーサルデッキ(レフト/ライト)と常設され、車椅子の方が観戦可能な座席の選択肢が格段に増えたのだ。そしてライオンズを、またビジター球団を応援団やファンとともに観戦できるようにこの場所に設置されたユニバーサルデッキは、同行者を含め各エリアには10名が入場可能。この座席では車いすの方と同行者が一緒の空間で応援を楽しむことができる。また飛球対策で、車椅子で観戦する方の前には防御板が設置されるから安心して観戦が可能だ。
 
 まだ、従来の応援スタイルを迎えるまで少し時間はかかる可能性があるが、いずれこの場所から見下ろす光景は、きっと壮観だろう。ユニバーサルデッキで腰を掛け、右斜め下を見下ろせば、座席化したライオンズ外野指定席を埋めたライオンズファンがフラッグをなびかせているはずだ。
 
また、レフト、ライトどちらに座っても両軍のベンチが良く見えるのも特徴。双眼鏡が必要かもしれないが、ブルペンだって誰が投げているかが分かるだろう。ユニバーサルデッキは、Lビジョンのほぼ真下に位置しているが、試合の情報が入ってこないという心配はご無用。今季から登場するバックネット裏のサブビジョンが正面に見えるので、試合の中身もしっかり入ってくる。
 
 打者のほぼ真正面の位置から全景を見渡し、なおかつ試合も応援も楽しむことができるユニバーサルデッキ。きっと楽しい観戦体験が待っているはずだ。
 
〇広報部員コメント
外野席で一生懸命応援し、それに選手が応えてくれたときのうれしさは他の何物にも代えがたい喜びです。そして、その選手が次の回守備につくとき、外野スタンドに手を振るシーンこそ、本当にファンの皆さまと選手の心が通う瞬間だと思います。このエリアだからこそ感じることができる喜びを、たくさんの方に味わっていただくきっかけができ、大変うれしく感じております。