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外野席設置完了で西武本拠地に“重厚感”。以前の芝生席を想起させる彩り――メットライフドームエリア改修

2021/02/26

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埼玉西武ライオンズ



 埼玉西武ライオンズは26日、「西武ライオンズ40周年記念事業 メットライフドームエリア改修計画」について、順調な工程の模様を伝えている。
 

 
 バックスクリーンから左右に広がる外野スタンドにはぎっしりとグリーンの座席が敷き詰められた。そしてその1席1席は来る開幕に向けて、ライオンズファン、そして全国のプロ野球ファンを迎えんと静かにその時を待っているようだ。全座席がクッション付きの折り畳み式。観客が腰を掛けることで座席が“開かれる”ことを今、待ち続けている。それは、開幕と同じ時期に咲き乱れる一塁側外周通路の桜のように、3月26日をまちわび蕾を保った状態だ。
 
 1月25日から始まった、外野席設置の取り付け工事。約3週間かけて全席が、芝生があったエリアに姿を現した。
 
 外野席の“変遷”を振り返る。もとあった芝生を全てはがし、そこにコンクリートで段差を作った。そこに1席1席を丁寧に取り付けていく工程で行われ、この2月に最後の1席が取り付けられて、新しい外野席が完成したのだった。
 
 チームは春季キャンプを終え、実戦が始まり球音はすぐそこ。プロ野球の開幕も近い。
多くのファンがこの新外野席に腰を掛け、近い将来、新ボールパークに満開の応援の花を咲かせてくれる日がくることを願いたい。
 
〇広報部員コメント
完成した外野席を見渡した率直な感想は、「本当にきれい」でした。緑のグラデーションで彩られたメットライフドームの座席は外野に行くほどその緑を明るくしていきますが、その様相は以前ここに存在した芝生席をなんとなく連想させます。
そしてこのエリアが近い将来満席になり、全員が立ち上がって応援をしていただく・・・必ず来るその時には、見たことのない“重厚感”にこの上ない感動を覚えるに違いありません。メットライフドームエリアグランドオープン後の私の大きな楽しみの1つです。