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滴る森脇の汗、増田が“守護神”に変わる瞬間…「ブルペンかぶりつきシート」も完成間近。西武本拠地メットライフドームエリア改修

2021/02/18

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埼玉西武ライオンズ



 埼玉西武ライオンズは18日、「西武ライオンズ40周年記念事業 メットライフドームエリア改修計画」について、順調な工程の模様を伝えている。
 

 
 ライオンズが誇る強力リリーフ陣の姿を優雅に眺めることができる。現在、完成に近づいているのは一塁側に28席、三塁側に26席、計54席が用意される「ブルペンかぶりつきシート」だ。
 
 日本のプロ野球本拠地の中で観客席にいながらブルペンを見られる希少なスタジアムの1つであるメットライフドーム。そのブルペンエリアを覆うように通常の内野席より“肉厚”のクッションと、シート幅550mmの座席が近く完成する予定だ。そこに腰を据えればハイバックでゆったりと包み込まれる感覚を体験できるだろう。前方には幅200mmのカウンター。そこを使って食事を楽しむのも良し、ご自慢のカメラを置いて、ここぞというシャッターチャンスに備えていただくのも良しだ。
 
 ブルペンでは普段、テレビでは見られない光景が繰り広げられている。試合中盤には増田達至、森脇亮介、平良海馬らがリュックを背負ってここにやってくるが、試合がさらに進んでいくと、彼らはじきに準備を始める。
 
 このシートからは、人気急上昇の森脇が滴らせる爽やかな汗、平良海馬から放たれる練習中でも度肝を抜くような剛球、増田達至がその顔を“守護神”に変える貴重な一瞬なども拝めるかもしれない。「ブルペンにかぶりついた」ファンの皆さんは、きっと出番を告げられマウンドに向かうその背中に、より大きな拍手を送ることだろう。
 
 中継ぎ陣だけではない。当日の先発投手も試合直前にはこのブルペンで最終調整を行う。優雅でありながら、にわかに緊張感を覚えるシート。「ブルペンかぶりつきシート」であなたもライオンズ投手陣の一員になった気分を味わえるかもしれない。
 
〇広報部員コメント
この座席の誕生を聞いて、あらためて球場の中にブルペンが備わっていることの貴重さを感じました。我々広報部員は試合中、ベンチ裏の選手サロンというところで選手のコメント等を取得していますが、中継ぎ投手たちはロッカーから階段を下って、この選手サロンに立ち寄り、タオルを取ってブルペンに向かうというルーティンがあります。そこで見る彼らの顔はそれぞれ。既に戦闘モードの投手、リラックスした表情の投手、様々です。きっとこの「ブルペンかぶりつきシート」は戦いの場に行く選手の直前の顔を見られる一番の座席なのではないでしょうか?ぜひめったに見られないその姿にかぶりついて見ていただきたいです。