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中日の新助っ人マイク・ガーバーをデータ分析 評価高い外野守備、メジャー時代から見るプレースタイルとは?

2021/02/04

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Getty Images

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 1日に12球団一斉キャンプインを迎えたプロ野球。戦力補強で大きな比重を占めるのが、助っ人外国人選手の存在だ。近年は、メジャーリーグで輝かしい実績を残した選手の来日も珍しくなく、昨オフはメジャー通算1939安打を放ったアダム・ジョーンズ外野手や、遊撃手としてゴールドグラブ賞を受賞した経験を持つアルシデス・エスコバー内野手らビッグネームも来日した。
 

 
 新たな助っ人外国人選手の中にも、メジャーリーグで活躍した選手が名を連ねている。ここでは経歴、メジャー時代のデータに着目し、各選手の特徴やプレースタイルに迫っていきたい。今回は2021年シーズンを中日ドラゴンズでプレーするマイク・ガーバー外野手だ。

経歴

 ガーバーは、アメリカ合衆国出身の28歳。身長183センチ、体重86キロ。右投左打の外野手だ。2010年にドラフト15巡目(全体460位)でデトロイト・タイガースに入団。球団内のプロスペクトとされるなど評価は高く、18年にメジャーデビューを果たしたが、同年は打率.095に終わった。
 
 2019年に在籍したサンフランシスコ・ジャイアンツでも打撃で結果は残せず。オフにはコロラド・ロッキーズとマイナー契約を結んだが、20年のメジャー昇格は叶わなかった。
 
 MLB通算成績は、30試合出場、打率.076、5安打、2打点、OPS.257(出塁率.151+長打率.106)となっている。

プレースタイル

 打撃面は、バランスの取れた中距離打者との触れ込みだ。2019年はメジャーで打率.042と結果を残せなかったが、3Aでは打率.308をマーク。26本塁打を放つなどパンチ力も発揮した。
 
 大きな不安要素は、コンタクト率の低さだ。メジャーでは2018年に42打数で21三振、19年は24打数で15三振。打撃内容の粗さが、通算打率.076に低迷した大きな要因といえる。
 
 守備面を見ると、メジャーでは両翼、3Aでは中堅をメインに守るなど外野の全ポジションをこなすことができる。守備範囲、送球など総合的に高い評価を受けており、チームのプラス要素となるだろう。

ゾーン別打率


 
 上記は2018年のゾーン別打率だ。19年は安打数がわずか1本だったため、18年のデータを使用した。同年は安打数4本中3本が内角ベルト付近のゾーン、19年の安打は内角低めをとらえたものだった。一方で外角は特に打ちあぐねており、逃げる変化球に手を出してしまう場面も目立った。

球種別

 通算5本の安打全てが速球をとらえたものだった。一方で変化球はメジャーの壁に苦しんでおり、カーブなどのブレーキングボール、チェンジアップなどのオフスピードピッチともに打数の半分以上で三振を喫していた。

左右別相性

 5安打全てを右投手から放った。左打者ということもあって対左投手には苦手意識があるようで、2018年は5打数3三振、19年は6打数4三振に終わった。



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