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日本ハムの新助っ人ロビー・アーリンをデータ分析 先発・リリーフこなす万能左腕、メジャー時代から見る投球スタイルとは?

2021/02/02

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Getty Images

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 1日に12球団一斉キャンプインを迎えたプロ野球。戦力補強で大きな比重を占めるのが、助っ人外国人選手の存在だ。近年は、メジャーリーグで輝かしい実績を残した選手の来日も珍しくなく、昨オフはメジャー通算1939安打を放ったアダム・ジョーンズ外野手や、遊撃手としてゴールドグラブ賞を受賞した経験を持つアルシデス・エスコバー内野手らビッグネームも来日した。
 

 
 新たな助っ人外国人選手の中にも、メジャーリーグで活躍した選手が名を連ねている。ここでは経歴、メジャー時代のデータに着目し、各選手の特徴やプレースタイルに迫っていきたい。今回は2021年シーズンを北海道日本ハムファイターズでプレーするロビー・アーリン投手だ。

経歴

 アーリンは、アメリカ合衆国カリフォルニア州出身の30歳。身長183センチ、体重86キロ。左投右打の投手だ。2009年ドラフト3巡目(全体93位)でテキサス・レンジャーズに入団。13年にサンディエゴ・パドレスでメジャーデビューを果たし、以降は主に先発としてアピールを続けたが、2016年シーズン途中に左肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けて長期離脱を強いられた。
 
 2018年シーズンに戦列復帰すると、同年は39試合(12先発)に登板。4勝7敗1ホールド、防御率4.21をマークし、19年は主にリリーフとして37試合に登板した。
 
 しかし、2球団に在籍した2020年は9試合(5先発)の登板にとどまり、シーズン途中に自由契約となっていた。
 
 MLB通算成績は、115試合(339回2/3)を投げ、13勝20敗6ホールド、274奪三振、防御率4.85、WHIP1.29となっている。

投球スタイル

 メジャーでは先発、リリーフともに経験豊富だが、日本ハムでは先発起用が濃厚だ。特徴としては制球力の高さが挙げられる。特にキャリアハイの39試合に登板した2018年は109回を投げて12与四球、通算でも339回2/3で69与四球、与四球率1.83と優秀な数字。自滅する可能性は低いだろう。
 
 一方で被本塁打数がやや多く、特に2020年は26回2/3を投げ、8本を浴びていた。本拠地が広い札幌ドームではあるが、飛翔癖は懸念されるところだ。

球種別投球割合


 
 上記は2020年の球種別投球割合だ。フォーシームが55.7%と投球の半数以上を占めている。メジャーデビュー年から速球主体の投球だったが、トミー・ジョン手術から復帰後の18、19年はフォーシームが30%程度、20年に0.9%しか投じていないシンカーが20%台となっており、20年は以前の配球に近づいたシーズンとなった。

左右別相性

 近年は対左打者を得意としているシーズンが多い。特に2019年は右打者に対しては防御率6.35ながら、左打者に対しては防御率3.80とした。しかし四死球数については、キャリアを通じて左打者に多く与えている。



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