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楽天の新助っ人ルスネイ・カスティーヨとは何者か? 過去4年はメジャー出場なしも大型契約結んだ中距離打者【成績データ分析】

2021/01/19

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 ストーブリーグに突入したプロ野球。戦力補強で大きな比重を占めるのが、助っ人外国人選手の存在だ。近年は、メジャーリーグで輝かしい実績を残した選手の来日も珍しくなく、昨オフはメジャー通算1939安打を放ったアダム・ジョーンズ外野手や、遊撃手としてゴールドグラブ賞を受賞した経験を持つアルシデス・エスコバー内野手らビッグネームも来日した。
 

 
 新たな助っ人外国人選手の中にも、メジャーリーグで活躍した選手が名を連ねている。ここでは経歴、メジャー時代のデータに着目し、各選手の特徴やプレースタイルに迫っていきたい。今回は2021年シーズンを東北楽天ゴールデンイーグルスでプレーするルスネイ・カスティーヨ外野手だ。

経歴

 カスティーヨは、キューバ共和国出身の33歳。身長175センチ、体重93キロ。右投右打の外野手だ。2014年シーズン途中にボストン・レッドソックスと大型7年契約。同年にすぐさまメジャーデビューを果たすと、翌15年には80試合に出場し、打率.253、5本塁打をマークした。
 
 しかし、飛躍が期待された2016年は9試合の出場にとどまると、以降はメジャー出場なし。契約に見合う活躍を見せることはできなかった。
 
 MLB通算成績は、99試合出場、打率.262、83安打、7本塁打、35打点、7盗塁、OPS.679(出塁率.301+長打率.379)となっている。

プレースタイル

 打撃面では、精度の高いバットコントロールで広角に力強い打球を飛ばす。パンチ力もあり、本塁打は多くないものの通算長打率.379とまずまずの数字を残している。石井一久ゼネラルマネージャー(GM)兼監督も「中距離打者」と見ており、「チャンスメーカーとポイントゲッターの役割・存在感」に期待を寄せた。
 
 一方で、内容には粗さが目立つ。特に選球眼は大きな課題で、2015年は273打数で13四球。初球から勝負を仕掛けているともいえるが、早打ちでフリースインガーという一面は懸念されるところだ。
 
 守備面は、通算49試合を守った右翼をメインに、左翼で26試合、中堅で17試合と外野全ポジションを経験。メインの右翼ではやや失策が目立つが、大きな不安要素にはならないだろう。

球種別

 シーズンごとにばらつきはあるが、速球に強い傾向だ。2014年は打率.409、15年は打率.267と平均的だったものの本塁打5本中3本が速球を弾き返したものだった。やや苦手としているのはカーブなどのブレーキングボールか。打数の少ない2016年こそまずまずの数字を残したが、2014年は打率.111、15年は打率.221となっている。

左右別相性

 2014年は対右投手に強く、15年は対左投手に強さを見せるなど左右別で大きな苦手意識はなさそうだ。しかし、対戦数の多さを加味しても右投手に対しての三振が多く、対応力はやや気になるところだ。



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