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巨人へ梶谷隆幸がFA移籍、人的補償は誰に。プロテクトリスト28人を予想、DeNAの補強ポイントは?【2020年FAプロテクト予想】

2020/12/15

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 横浜DeNAベイスターズからフリーエージェント(FA)権を行使した梶谷隆幸外野手が14日、読売ジャイアンツとの契約締結合意選手として公示された。
 

 
 今季の梶谷は、3シーズンぶりに1年間を戦い抜き、打率.323、19本塁打、53打点、14盗塁と、走攻守三拍子揃った活躍でチームを牽引。キャリアハイの成績でFA取得年を最高の形で終えた。通算成績はプロ14年間で、895試合に出場、打率.269、119本塁打、397打点、149盗塁、OPS.800(出塁率.346+長打率.454)となっている。
 
 FA制度では旧所属チームの日本人選手年俸上位からA~Cにランク分けされ、梶谷はBクラスに該当すると見られている。そのため、DeNAは巨人に「金銭補償のみ、もしくは人的補償の選手1名+金銭補償」のいずれかの補償を求めることができる。
 
 DeNAは、梶谷に加えて、井納翔一も同じくFAで流出。今季、大貫晋一、平良拳太郎らがスターターとして頭角を現した一方で、実績のある濵口遥大や、上茶谷大河らは不安定な投球が続いた。また、エース今永昇太や、2018年新人王の東克樹は、手術明けで、開幕には間に合わない見通し。先発投手の補強は急務となる。
 
 さらに、今季チームトップの57登板を誇ったスペンサー・パットンが今季限りで退団。4年連続40登板以上だったタフネス右腕の穴は、非常に大きなものとなる。また、大卒・社会人選手中心の編成となっている内野手陣は、レギュラー組の高齢化が課題で、若手~中堅の早期の台頭が望まれる。
 
 今回は、巨人がDeNAへ提出するプロテクトリストを予想した。表中、オレンジで網掛けされている選手がプロテクト枠に入ると予想した選手となる。
 

 

投手

 DeNAの補強ポイントであることから、やや厚めにプロテクトした。
 
 次期エース候補筆頭の戸郷翔征はもちろんのこと、先発陣の層の薄い巨人だけに、今季主に先発を担った田口麗斗、畠世周、今村信貴は優先的にプロテクトしたい。さらに、ブルペンの屋台骨を支えた鍵谷陽平、高梨雄平、中川皓太、大江竜聖。将来性のある左腕の横川凱、井上温大、2018年ドラ1の高橋優貴らを守った。
 
 当落上は、育成出身の沼田翔平、堀岡隼人、2019年ドラ2の太田龍あたりか。また、菅野智之については、プロテクト名簿提出期間(公示から2週間)内にメジャー移籍が確定する見込みは薄いため、必然的にプロテクトする流れとなるのではないだろうか。
 

捕手

 DeNAは、伊藤光、戸柱恭孝をはじめ、若手には益子京右、東妻純平がおり、捕手の補強優先度は低いと予想した。
 
 だが、主力の大城卓三、次世代の担い手である岸田行倫と山瀬慎之助の流出は避けたい。さらに、経験豊富な炭谷銀仁朗については、数字以上の貢献度があるだろう。唯一プロテクト外とした小林誠司だが、DeNAにとって優先順位の低い捕手の、それも故障明けの選手をわざわざ獲るとは考えにくいと判断した。
 

内野手

 内野陣は、DeNAからすれば、最も狙い目となるのではないだろうか。補強ポイントは、20代前半から中盤、森敬斗やルーキー牧秀梧が1軍に定着するまでの間、レギュラー陣の穴を埋める活躍が期待できる選手が望ましい。
 
 プロテクト予想は表中のとおり。厚めに守ったものの、誰かは漏れることになる。大砲候補の増田陸、ユーティリティー性の高い北村拓己らは当落上だが、DeNAの若手である伊藤裕季也、細川成也、知野直人らが右打者であることから、両打ちの若林晃弘や左の田中俊太を優先した。
 

外野手

 外野陣は、梶谷が抜けるものの、神里和毅や桑原将志ら実績組、そして細川や楠本泰史、蝦名達夫らがおり、悲観するような陣容ではないはずだ。
 
 丸佳浩と今季ブレイクした松原聖弥を優先的にプロテクト。また、精神的支柱である亀井善行も守っておきたい。DeNAの年齢構成上、最年長は大和の33歳。ベテランの一振りを必要とするのであれば亀井に白羽の矢を立てることで、巨人の損失も大きなものとなるからだ。
 
 当落上は重信慎之介、石川慎吾と、シュアな打撃が持ち味の選手らになってきそうだ。

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