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阪神、巨人から山本泰寛をトレードで獲得合意 大卒5年目のユーティリティー内野手「精いっぱい頑張ります」

2020/11/30

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 阪神タイガースは30日、読売ジャイアンツから山本泰寛内野手をトレードで獲得することで合意したと発表した。
 

 
 山本は、慶応高、慶応大を経て2015年ドラフト5位で巨人に入団。ルーキーイヤーから1軍の舞台を経験し、4年目の2019シーズンでは自己最多となる92試合に出場した。しかし2020年は1軍での出場はなく、ファームで61試合に出場し、打率.282、3本塁打、32打点の成績だった。
 
 巨人は今季、坂本勇人、岡本和真、吉川尚輝ら主力に加え、田中俊太、若林晃弘、北村拓己らが控えており、大卒5年目の山本に出番は回ってこなかった。一方、阪神は、チームの若返りのため手薄になった内野手が補強ポイントで、内野複数ポジションを守れるユーティリティプレーヤーに白羽の矢を立てた。
 
 山本は、巨人球団を通じて、「5年間という在籍期間でしたが、リーグ優勝など多くのことを経験させてもらい、学ぶことができました。多くのファン、大観衆の中でプレーできたことを本当に誇りに思っています。来年からも伝統ある球団でプレーできることを楽しみにしていますし、ジャイアンツで学んだことをさらにレベルアップして、タイガースに貢献できるよう、精いっぱい頑張ります」と新天地での活躍を誓っている。
 
 今季両リーグ最多の85失策を喫した阪神。山本の加入でより高いレベルで競争し、堅い守備陣を形成できるか注目だ。