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最優秀中継ぎのモイネロ、日本シリーズで快投ムーア、バレンティンは想定外の大不振… 2020年シーズンの助っ人外国人選手を振り返る<ソフトバンク編>

2020/11/28

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 2020年シーズンの全日程を消化したプロ野球。今季は特例事項として外国人枠が「5」に増加し、例年以上に各球団の運用方針が異なった。入れ替わりの激しい助っ人外国人選手の活躍は、その年のチーム成績に大きな影響を与えている。
 

 
 今回は、2020年シーズンに福岡ソフトバンクホークスへ在籍した支配下助っ人外国人選手の今季成績を振り返っていく。

投手

デニス・サファテ
投打   右投右打
今季成績 一軍登板なし
 

 来日10年目のシーズンを終えたサファテ。昨季は公式戦登板なしに終わり、再起をかける今季は、オープン戦で復帰登板を果たした。しかし、速球は140キロ台にとどまるなど本来の姿とは程遠く、治療のため再び帰国。2年連続公式戦登板なしと厳しい状況が続いており、来季も契約を残すが、今季限りでの引退も噂されている。
 

リック・バンデンハーク
投打   右投右打
今季成績 5試合(26回)、2勝2敗、20奪三振、防御率6.92、WHIP1.46
 

 来日6年目のシーズンを終えたバンデンハーク。今季は2年ぶりに開幕ローテーション入りを果たした。初登板では白星を挙げたものの、以降は不安定な投球が続き、背中の張りを訴えて7月中旬に登録抹消。シーズン最終盤にようやく再昇格し、復帰登板で2勝目を挙げた。来季も残留が基本線となっている。
 

リバン・モイネロ
投打   左投左打
今季成績 50試合(48回)、2勝3敗1セーブ38ホールド、77奪三振、防御率1.69、WHIP1.06
 

 来日4年目のシーズンを終えたモイネロ。今季もセットアッパーとして抜群の安定感を見せた。レギュラーシーズンでは40ホールドポイントをマークし、最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得。奪三振率は脅威の14.44を誇った。日本シリーズでも4戦中3戦に登板し、3回を投げ、無安打8奪三振と圧巻の投球を披露した。
 

カーター・スチュワート・ジュニア
投打   右投右打
今季成績 一軍登板なし
 

 来日2年目のシーズンを終えたスチュワート・ジュニア。今季は練習試合で好投を見せるなど、首脳陣にアピールを続けた。二軍では先発として3勝、防御率4.16をマークしたが、一軍の壁は破れず、デビューは来季へ持ち越しとなった。
 

マット・ムーア
投打   左投左打
今季成績 13試合(78回)、6勝3敗、89奪三振、防御率2.65、WHIP1.10
 

 メジャーで2桁勝利3回、通算54勝の実績を持つ新戦力のムーア。順当に開幕ローテーション入りを果たしたが、2試合登板後に左ふくらはぎの筋損傷で登録抹消となった。8月下旬に再昇格を果たすと、29日の日本ハム戦で来日初勝利を挙げた。以降も安定した投球を続け、レギュラーシーズンでは6勝、防御率2.65をマーク。日本シリーズでは第3戦に先発し、7回無安打投球で優秀選手賞に輝いた。来季はメジャー復帰の噂もあるが、球団は残留を要請する見通しだ。

野手

アルフレド・デスパイネ
投打   右投右打
守備位置 外野手
今季成績 25試合、打率.224、19安打、6本塁打、12打点、OPS.767(長打率.447+出塁率.320)
 

 来日7年目のシーズンを終えたデスパイネ。昨オフに開催予定となっていた東京五輪予選に出場するため帰国したが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で大会は中止に。さらには来日も不可能な状況が続き、今季の開幕には間に合わなかった。7月中旬にようやく来日を果たすと、2週間の隔離期間を経て、8月中旬に一軍昇格。調整不足もあり、10月上旬には登録抹消となったが、クライマックスシリーズ(CS)では打率.500と復調し、日本シリーズでは「6番・指名打者(DH)」として全4戦に出場した。
 

ジュリスベル・グラシアル
投打   右投右打
守備位置 三塁手、外野手
今季成績 69試合、打率.277、71安打、10本塁打、35打点、2盗塁、OPS.767(長打率,441+出塁率.326)
 

 来日3年目のシーズンを終えたグラシアル。今季はデスパイネと同様の状況下に置かれた。来日後は一足早く昇格すると、上手くコンディションを整え、主にクリーンアップとして打率.277、10本塁打をマークした。迎えたポストシーズンでは全試合に「4番・左翼」で出場し、打線を牽引。特に日本シリーズ第2戦では、ダメ押しの2ラン本塁打を放つ活躍を見せ、4連覇に大きく貢献した。
 

ウラディミール・バレンティン(日本人選手扱い)
投打   右投右打
守備位置 外野手
今季成績 60試合、打率.168、32安打、9本塁打、22打点、OPS.607(長打率.346+出塁率.261)
 

 昨季まで東京ヤクルトスワローズで9年間プレーし、オフにソフトバンクへ加入したバレンティン。今季からは日本人選手扱いとなった。デスパイネ、グラシアル不在の中、「4番・指名打者(DH)」で開幕を迎えるも、成績が低迷。6、7月は7本塁打を放ったが、打率.182に落ち込んだ。以降も調子が上がらず、8月下旬に二軍降格。10月上旬に再昇格後はさらなる打撃不振に陥り、ポストシーズンの出場機会もなかった。来季の巻き返しに期待がかかる。
 
 
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