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指名漏れとなったドラフト候補選手たち… 元MLB右腕・田澤純一や元阪神・関本2世、早稲田大の2メートル左腕も【ドラフト2020】

2020/10/27

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 「2020年プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が26日に行われ、支配下74人(セントラル・リーグ39人、パシフィック・リーグ35人)、育成49人(セ・リーグ23人、パ・リーグ26人)、合わせて123人が指名。プロ入りの切符をつかんだ。
 

 
 一方で、注目されながらも指名漏れとなったドラフト候補選手たちもいる。
 
 高校生では、元阪神タイガースの関本賢太郎氏を父に持つ関本勇輔捕手(履正社高)、元東京ヤクルトスワローズの度会博文氏を父に持つ度会隆輝内野手(横浜高)の2世選手2人が指名漏れ。かつて父が在籍した両球団の獲得もあるかと思われたが、今回は悔しい結果に終わった。また「東海大相模高100発トリオ」の1人で、2年時にU-18日本代表で国際大会を戦った鵜沼魁斗外野手(東海大相模高)の名前も呼ばれず。高校通算30本塁打を放った西野力矢内野手(大阪桐蔭高)や、片山楽生投手(白樺学園高)、小牟田龍宝投手(青森山田高)らも指名漏れという結果となった。
 
 大学生では、本指名が有力視されていた最速155キロ右腕・小郷賢人投手(東海大)がまさかの指名漏れ。2メートル左腕・今西拓哉投手(早稲田大)も同じく指名漏れとなった。他にも有村大誠投手(立命館大)や、遊撃守備に定評がありチームの主将も務める瀬戸西純内野手(慶應大)、大学屈指の長距離砲・平良竜哉内野手(九州共立大)らもプロ入りを逃した。
 
 社会人では、森井絃斗投手(セガサミー)、松本竜也投手(NTT西日本)、小野大夏投手(Honda)の高卒社会人3投手が指名漏れ。ドラフト解禁年でのプロ入りはならなかった。他にも最速155キロを誇る山本晃希投手(日本製鉄かずさマジック)や実績のある森田駿哉投手(Honda鈴鹿)らの名前も呼ばれず。野手では、昨年の都市対抗野球優勝の原動力となった峯本匠内野手、平山快内野手(ともにJFE東日本)や、逢澤崚介外野手(トヨタ自動車)らも指名漏れとなった。
 
 独立リーグでは、大きな注目を浴びた田澤純一投手(BC・武蔵)の名前が最後まで呼ばれることはなかった。MLB通算388試合登板と実績は十分だったが、34歳という年齢と、独立リーグでの防御率3.94というやや不安定な数字がネックとなったか。他にも最速156キロのサイドスロー・前川哲投手(BC・新潟)や、鈴木駿輔投手(BC・福島)、森祐樹投手(四国IL・徳島)らも同じく指名漏れ。野手では、速水隆成捕手(BC・群馬)、小山一樹捕手(関西独立・兵庫)と打力が魅力の捕手勢や、妹尾克哉内野手(四国IL・香川)らの名前が呼ばれなかった。
 
 
2020年プロ野球ドラフト会議、12球団指名選手一覧