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西武・渡邉勇太朗、理想像は「変化球に頼らない(投手)」。“内海ノート”携え来季開幕1軍ローテへ

2020/10/12

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埼玉西武ライオンズ



 埼玉西武ライオンズは12日、2年目の高卒右腕・渡邉勇太朗投手の近況を特集した。
 

 
 まだ余力を残してマウンドを降りた背番号「12」に、限りない可能性を感じた。
 
 10月4日、CAR3219フィールドで行われた巨人とのイースタン・リーグ公式戦。先発した渡邉勇太朗は7回途中4失点、被安打9、奪三振4という内容でマウンドを降りた。球数は118。「まだいける、という感じがあったんです。それが良かった」と体力面での手ごたえを感じた登板でもあった。ファームでみっちり走りこんできた渡邉。そんな成果が、ここでものを言った。
 
 渡邉が目指す投手像がある。「変化球に頼らない(投手になる)ことですね」。

 この日は、序盤から長短打を集められ失点すると、その後はカットボールに頼りながら切り抜けてしまう自分がいた。「(自分のスタイルでもある)直球でもっと押していきたかった」と直球とほとんど同じ比率でカットボールを多投せざるを得なくなった投球に反省した。
 
 それでも、試合が中盤に差し掛かるとペースを掴んだ渡邉。5回は併殺でピンチを切り抜けると、6回はこの日初の三者凡退。7回もマウンドに上がり先頭打者を見逃し三振に取ったところで、この日の役目を終えた。直球の最速は148キロ。しっかり球速が出ていたことに、渡邉も頷いた。

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