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勝敗を分けたバント 岸とのエース対決を制した日本ハム・大谷が両リーグ10勝一番乗り

10日、札幌ドームにて日本ハム対埼玉西武戦が行われた。西武・岸とのエース対決を制し、日本ハム・大谷が両リーグ一番乗りの10勝目を挙げた。

2015/07/10

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勝敗をわけたバント

 8回裏、日本ハムの初安打は先頭の近藤。岸の低めのカーブを片手で拾ってツーベース。バントで送った後、岡がカウント1-1から外角の変化球を一塁線に絶妙なスクイズを決めた。岡は「サインが出た時に、自分はできると思って自信を持ってやりました」とゲーム後に振り返った。

 虎の子の1点をもぎ取った伏線が8回表にあった。大谷が無死1塁からのバントをセカンドで封殺したプレー、中田が判断よく走者を挟殺したダブルプレーと守備からリズムを作った。
 西武にも浅村、秋山の好プレーがあったがこの日は、ハムにわずかに傾いた。

 大谷は「二桁? 一つでも多くチームに貢献できて良かった」と冷静ながら相好を崩した。

 1シーズンに何回、あるかないかの2時間半の1対0。投手戦の醍醐味が詰まっていた。

 なお、ライオンズ・秋山は1回表、先頭打者で大谷の150キロ越えのストレートを2球、見送った後、インコースの152キロのストレートをバットを折りながら、ライト前に運んだ。これで連続安打を29試合に伸ばし、歴代7位に。明日さらなる記録の更新が期待される。

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