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広島東洋カープ、歴代助っ人外国人選手ランキングトップ5<投手編>

2022/12/01

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産経新聞社



第5位 ヘロニモ・フランスア


左投左打
在籍年数 5年目(2018〜2022)
成績 178試合(202回2/3)、14勝15敗32セーブ45ホールド、246奪三振、防御率2.60
 
 カープのブルペンの柱として圧倒的な存在感を放つフランスア。左から繰り出す160キロ近い快速球を軸に三振の山を築く本格派だ。
 
 ドミニカ共和国出身、身長186センチ、体重101キロ。セナペック高から2010年9月に、ヒューストン・アストロズとマイナー契約。2014年からは、日本球界でのプレーを目指し、ドミニカカープアカデミーに入塾。その後、練習生として来日を果たし、2016年からは四国アイランドリーグplus・高知ファイティングドッグスにも派遣された。
 
 2018年3月についに育成選手として広島入団を果たすと、5月に早くも支配下登録。3桁の背番号「143」とは早々に別れを告げ、現背番号「97」を勝ち取った。5月26日に先発として1軍デビューを果たすも、4回3失点で負け投手に。次の登板でも6回途中4失点と試合を作るも連敗を喫し、中継ぎへ配置転換された。
 
 しかし、ここから抜群の安定感で広島リリーフ陣を牽引。8月には月間最多登板のタイ記録(18登板)を記録するなどフル回転すると、その間防御率は驚異の0.51。この活躍が認められ月間MVPにも輝いた。その後も好投を続け、チームのリーグ3連覇に欠かせないピースとなった。
 

 
 翌19年には自己最多となる67試合に登板。回を跨いでの投球も少なくなかったが、リリーフで8勝を挙げ、シーズン途中からは中﨑翔太に代わって守護神に抜てきされると、12セーブをマークした。また同年はオールスター出場も果たしている。2020年も19セーブを挙げたが、21年は精彩を欠き、22年もわずか4試合登板。オフには退団が発表された。

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