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オリックスバファローズ、歴代助っ人外国人選手ランキングトップ5<野手編>

2022/12/04

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産経新聞社



第4位 タフィー・ローズ

左投左打
外野手
在籍期間 3年(2007〜2009)
成績 358試合、打率.289、364安打、104本塁打、276打点、2盗塁
 
 近鉄、巨人でも活躍したローズ。キャリア終盤になっても圧倒的なパワーで本塁打を量産し続けた。
 
 アメリカ合衆国出身、身長182センチ、体重100キロ。ウエスタンヒルズ高から、1986年MLBドラフト3巡目(全体68位)でヒューストン・アストロズに指名され契約。マイナーリーグでは、デビューした88年から90年の3シーズンで計107盗塁をマークするなど、俊足を売りとしていた。
 
 1990年にアストロズでメジャー昇格を果たすと、シカゴ・カブス、ボストン・レッドソックスでもプレー。MLB通算225試合に出場し、打率.224、13本塁打、44打点、14盗塁、OPS.659の成績だった。
 
 1996年から日本球界に挑戦し、転機を迎える。驚異的なパワーで本塁打を量産すると、近鉄に在籍した8年間で288本塁打をマーク。50本塁打超えも2度記録した。最初の3年間は2桁盗塁を記録するなど、足の強みも生かした。巨人移籍後も近鉄時代同様の活躍。「史上最強打線」の一角を担った。
 
 2006年に一度現役引退を表明していたが、2007年に入団テストを経てオリックスに入団。39歳とベテランの域であったが、長いNPB経験も活かし初年度から主砲としてバリバリ活躍。42本塁打を放ち、OPS1.000を超えるなど、長打力の健在ぶりを見せつけた。
 
 40歳のシーズンとなる翌08年には40本塁打、118打点をマークし、打点王のタイトルを獲得。同僚のアレックス・カブレラ(37歳)とともにベテランコンビで強打を発揮し、優勝した西武に2.5ゲーム差まで迫る2位躍進へと導いた。
 

 
 2009年シーズンは22本と本塁打こそ減らしたものの、打率は3割超え。しかし、このシーズン限りで退団し、後に2度目の現役引退を表明したが、2015年にはBCリーグ・富山で再度現役復帰した。

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