大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



Home » プロ野球最新情報 » 千葉ロッテ » 千葉ロッテ、山室球団社長がシーズン総括で悔しさ示す 来季への意欲にファンも呼応「優勝しよう」

千葉ロッテ、山室球団社長がシーズン総括で悔しさ示す 来季への意欲にファンも呼応「優勝しよう」

2019/09/28

text By



「どんな逆境でも跳ね返し勝ち抜く力強いチームを」

 千葉ロッテマリーンズは24日に今季レギュラーシーズンの全日程を終了。それに伴って山室晋也球団社長が26日にコメントを発表し、ファンへ感謝の思いを語った。
 
 ロッテは今季69勝70敗(勝率.496)でパシフィック・リーグ4位。7月には新外国人として獲得したレオネス・マーティン外野手が52試合で14本塁打39打点を活躍を見せたが、チームは2016年以来3年ぶりとなるクライマックスシリーズ(CS)にわずかに届かなかった。
 
 山室球団社長はまず、「今シーズンも熱い応援で選手たちを力強く後押ししていただき、本当にありがとうございました」とファンに感謝し、その一方で「『マウエ↑』のスローガンを掲げ令和元年のリーグ優勝を目指してスタートしたシーズンでしたが、残念ながら4位という結果に終わりました。そして最終戦では本拠地ZOZOマリンスタジアムで敵チームの胴上げを許すという屈辱を味わいました」と悔しさをのぞかせた。
 
 そして「監督、選手たちと同様に優勝をするためには何が足りなかったのか、どうすれば良かったのかをしっかりと反省、分析し2020年シーズンに向けたチーム編成を進め、的確な補強と施策を打ちだすことでファンの皆様に喜んでもらえるチーム作りをしていきたいと考えています」と来季に懸ける意気込みを綴った。
 
 今季は7人の選手が2ケタ本塁打をマークし、サヨナラ勝ちを7度記録。同氏は、諦めない強い気持ちとともに若手投手陣の躍動も高く評価しながら、「悔しさを決して忘れることなく充実したオフを過ごしてもらい、来年はファンの皆様に今年より、もっともっと多くの勝利と感動を届けていきたい」とした。
 
 昨季は苦しんだ夏場。今季は8月9月で勝ち越し、「チームは確実に成長をしています」と手応えを語った山室球団社長。来季へ向けて「さらに先へと進み、今度こそリーグ優勝を手にするためにどんな逆境でも跳ね返し勝ち抜く力強いチームを構築して参ります」と期待と抱負を示すとともに、昨年記録した球団創設以来最多となる観客動員を更新したことにも触れ「魅力的なチーム作りと並行して皆様に楽しんでいただけるようなイベント企画などのファンサービスも積極的に投入し、強化に努めて参ります」とファンへのサービスにも力を入れていくことを約束した。
  
 最後に同氏は「これからも新しい事に挑戦し取り組んでいく」とし、「2020年はファンの皆様とさらに一つとなり優勝という目標に向かって邁進し、最後の最後に喜びを分かち合える一年とすることを約束させていただきます。新しいシーズンをご期待いただくと共に、これからも千葉ロッテマリーンズへの変わらぬご声援の程、宜しくお願い申し上げます」と締めくくった。
 
 ロッテは、この山室球団社長の言葉を載せた球団公式サイトページのリンクを公式ツイッターでも投稿。同氏の言葉に対し、ファンも「来年こそ頼むぞ」「来年は優勝するぞ」「みんなで、マリンで、優勝しよう!!」「お疲れ様でした。来季こそ、誰も欠けることなく、皆で優勝を勝ち取りたいです」とこちらも力強い言葉が並んだ。