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中日・大野雄大がノーヒットノーラン!史上81人目 ゴロ&フライ計18個“全員野球”で快挙達成

2019/09/14

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今季はソフトバンク・千賀以来2人目、中日では6年ぶり

 中日ドラゴンズの大野雄大投手が14日、本拠地ナゴヤドームでの阪神タイガース戦でノーヒットノーランを達成した。
 
 今季8勝を挙げている大野は、初回と2回を3者凡退に抑えると、攻撃では2回に阪神先発の望月惇志投手の暴投によって中日が1点を先制する。援護をもらったあとのマウンドでも冷静に3人で打ち取った大野は、2-0として迎えた4回も2三振を含む3者凡退とする。
 
 中日は5回にダヤン・ビシエド内野手の適時二塁打で3点目。しかし、大野はこの後の6回のマウンドでピンチに直面する。この回から大野奨太捕手とバッテリーを組み、1死から梅野隆太郎捕手を京田陽太内野手のエラーによって出塁させると、直後に二塁への盗塁を決められた。しかし、2死二塁から1番の木浪聖也内野手をフォークで遊ゴロに打ち取って無失点として無安打投球も続ける。
 
 大野は7回にも四球を選ばれるも安打は許さず無失点。続く8回は右飛、一ゴロ、三ゴロと打たせて3者凡退とし、無安打のまま迎えた9回は代打・原口文仁捕手から上位打線に繋がる阪神を打たせて取る投球で3者凡退とし試合終了。中日が3-0で勝利し、先発の大野はプロ野球史上81人目(92度目)となるノーヒットノーランを達成した。中日では2013年の山井大介投手以来6年ぶり。本拠地での達成は2006年の山本昌氏(本名・山本昌広)以来13年ぶりとなった。
 
 この日の大野は、9回126球を投げ無安打、与四球1の内容。アウト27個の内訳は、ゴロアウト12個、フライアウト6個、奪三振9だった。なお、今季のプロ野球では6日に福岡ソフトバンクホークスの千賀滉大投手がノーヒットノーランを達成しており、この日の大野が2人目。セントラル・リーグでは新元号「令和」で初めての達成となった。