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ヤクルト・山田? DeNA・伊藤? 日本ハム・吉田? “じゃない方”と呼ばれる選手たち2【編集部フォーカス】

2019/09/02

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ソフトバンク育成の長谷川と中村

長谷川宙輝、中村晨、中村宜聖(福岡ソフトバンクホークス育成)
長谷川宙輝 育成3年目
中村晨 育成4年目
中村宜聖 育成1年目
 
ソフトバンクの長谷川と中村といえば、高い打撃技術を持つ生え抜き選手だ。だが、ソフトバンクには、ほかにも長谷川と中村がいる。背番号「134」の長谷川宙輝は、今季2軍戦で9試合に登板し、支配下登録に向けてアピール。中村晨は3軍戦で24試合に登板した。中村宜聖も3軍戦で61試合に出場し、着々と経験を積んでいる。ソフトバンクの育成選手は、数々の1軍戦力を輩出しているだけに、第2の長谷川、第2の中村にも期待がかかる。

楽天の清宮

清宮虎多朗(東北楽天ゴールデンイーグルス育成)
 
八千代松陰高から育成ドラフト1位で楽天に入団したルーキー。「清宮」と言えば、日本ハムの超有望スラッガー清宮幸太郎内野手が真っ先に浮かぶが、清宮虎多朗の「清宮」の読みは「きよみや」ではなく「せいみや」。楽天・清宮は190センチの長身を生かした速球が魅力の投手で、来季以降の支配下登録が待たれる。

阪神の藤川

俊介(阪神タイガース)
2019年 5試合、打率.000
通算成績 839試合、打率.250、9本塁打、86打点
 
阪神には藤川が2人いる。一人は今季45試合に登板して防御率1.60と圧巻の数字を残している藤川球児投手。そしてもう一人が、藤川俊介外野手だ。俊介は、2009年ドラフト5位で阪神に入団。2010年に124試合に出場して1軍に定着すると、翌11年からは登録名を「俊介」に変更し、“じゃない方”と呼ばれることはなくなった。
 
俊介は、2017年に規定未到達ながら打率.309をマーク。今季は5試合の出場にとどまり無安打と出場機会を得られていないが、ファームでは62試合で打率.302と数字を残している。若手外野手の多い阪神で出番を譲ることが増えている32歳の俊介は、1軍の舞台で息を吹き返せるか。
 
 
“じゃない方”と呼ばれる選手たち1

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