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広島・九里、今季最高の投球でV3に華 多彩な球種でゴロアウト13個を積み上げる

2018/09/27

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初球ストライク18度、抜群制球で強打のヤクルトを圧倒

 広島東洋カープの九里亜蓮投手が26日、本拠地マツダスタジアムでの東京ヤクルトスワローズ戦で8回無失点の好投を見せ、チームの快勝とリーグ3連覇に貢献した。
 
 今季7勝を挙げている先発の九里はこの日、ヤクルト打線を相手に今季一番の投球を見せた。3回までをパーフェクトに抑えると、4回には2本の安打と四球で無死満塁のピンチを招いたが、4番のウラディミール・バレンティン外野手を一飛、続く雄平外野手を遊ゴロ併殺に打ち取って無失点で切り抜ける。
 
 6回以降は1人の走者も許さず、この日2度目の3イニング連続3者凡退。大量10点の援護をもらいながら8回121球を投げ抜き、被安打2、与四死球2、奪三振4、無失点の好投で球団初のリーグ3連覇に大きく貢献した。
 
 九里はこの日投球数121球に対してストライクは82球(67.8%)。そして初球ストライクは打者27人に対して18度で、終始打者との対戦を優位に運んだ。
 
 打ち取った23個のアウトの内訳は、ゴロアウト13個(併殺含む)、フライアウト6個、奪三振4個とゴロアウトが最も多い。またゴロアウトで決め球がシュートだったのは6度、スライダーが2度(併殺で3個のアウト)で、その他はチェンジアップ、カーブ、速球、フォークでそれぞれ1度だった。
 
 なお、1番打者の坂口智隆外野手に対しては、唯一シュートで2つのゴロアウトを取っている。坂口以外の打者を2度同じ球種でゴロアウトに打ち取ることはなかった。
 
 今季完投は1度あるが、8回以上を投げたのは3度。過去2度はそれぞれ被安打5、6であったため、この日の4本というのは自己最少だった。
 
 今季8勝目を飾る投球が、マツダスタジアムでの初となる優勝に繋がった。広島はこの後10月17日から始まる本拠地でのクライマックスシリーズ・ファイナルステージの戦いが待っているが、九里が再び大舞台でこの日のような投球ができれば、2年ぶりの日本シリーズ進出にも大きく近づくことができるだろう。