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広島、球団史上初のリーグ3連覇! 打線爆発17安打10得点。先発の九里が8回零封

2018/09/26

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初回一挙5得点。7回までに先発野手全員安打をマーク

 セントラル・リーグで3連覇を狙う、優勝マジック「1」の広島東洋カープが26日、本拠地マツダスタジアムでの東京ヤクルトスワローズ戦に大勝。3年連続9回目のリーグ優勝を果たした。
 
 マジック「1」のまま2日連続で優勝がお預けとなっていた広島は初回、ヤクルト先発のデーブ・ブキャナン投手に対して先頭の田中広輔内野手の中前安打で出塁。続く菊池涼介内野手の送りバントで1死二塁のチャンスを作ると、3番の丸佳浩外野手の中前へタイムリー安打を放ち幸先良く1点を先制した。
 
 その後も松山竜平内野手、野間峻祥外野手、會澤翼捕手にタイムリー安打が飛び出し、安部友裕内野手の犠飛を含めてこの回一挙5得点。優勝へ向けていきなり試合の主導権を握った。
 
 先発マウンドを任された九里亜蓮投手は、3回までパーフェクトの立ち上がり。しかし、4回に1番の坂口智隆外野手にこの日初安打となる中前安打を許すと、青木宣親外野手にも右前安打、山田哲人内野手には四球を与え無死満塁のピンチを招く。
 
 それでも、4番のウラディミール・バレンティン外野手をシュートで一飛に打ち取ると、続く雄平外野手はスライダーを打たせて遊ゴロ。6-6-3と渡って併殺を完成させて無失点で切り抜けた。
 
 2回以降無得点が続いていた打線は5回、ヤクルト2番手のデビッド・ハフ投手に対して先頭の鈴木誠也外野手がショートへの内野安打を放つと、1死後に野間がライト線へタイムリー三塁打を放ち1点を追加。6-0とリードを広げる。
 
 6回に松山のタイムリー安打などで2点、7回にも田中広輔内野手のタイムリー安打で加点した広島。菊池涼介内野手にも第5打席で右前安打が出て、打線は先発野手全員安打をマーク。さらに丸のこの日3安打目となるタイムリー安打で10点目を挙げた。
 
 投げては、先発の九里が8回121球を投げ抜き、被安打2、与四死球2、奪三振4、無失点。6回以降3イニング連続で3者凡退に仕留めるなど、ゴロアウト13個(併殺含む)と打たせて取る投球が最後まで光った。
 
 9回はクローザーの中崎翔太投手が3者凡退に抑え、広島がヤクルトに付け入る隙を与えず10-0で大勝。球団史上初となる3年連続9回目のリーグ優勝を決めた。本拠地での優勝決定は1991年以来27年ぶり。
 
 広島は、10月17日から始まるクライマックスシリーズ・ファイナルステージに進み、ファーストステージを勝ち上がったチームと本拠地マツダスタジアムで日本シリーズ進出を懸けて対戦する。