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【データで選出8月月間MVP】広島・鈴木誠也、傑出した打力でセ野手トップ パは西武&ソフトバンク勢が独占

2018/09/07

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ハイレベルな争いを制した鈴木誠也の図抜けた打力

 評価には(1)セイバーメトリクスの一手法を用いて選手の働きを得点換算し、(2)同じ出場機会を「平均的な成績の選手」が担った場合の働き(得点)を基準(=0)に置き、どれだけ上積みをつくったかという推定値を算出して行った。「平均的な成績に対して大きな差をつくり」、また「その状態で多くの出場機会を重ねていく」ことで増えていく数値なので、質と量、両面での貢献を見ることとなる。図中の[ ]で囲んだ項目でグラフが右に伸びているものはリーグ平均以上、左に伸びているものは平均以下だった数値だ。
 

 
 まず野手から見ていく。パ・リーグは松田宣浩(ソフトバンク)、セ・リーグは鈴木誠也(広島)がそれぞれ15.5点、20.1点と最高の貢献を見せた。パ・リーグは5位まで西武とソフトバンクの選手が独占している。
 
 鈴木は打撃で大きな差をつけた。同じ打席数を得た平均的な打者に対してつけた得点差は23.1点。セ・リーグ月間安打記録を更新したダヤン・ビシエドが18.1点であることからも、8月の鈴木の打撃がどれだけ圧倒的だったかがわかるだろう。ほかには松田、中村剛也(西武)、柳田悠岐(ソフトバンク)、丸佳浩(広島)が高い値を残している。広島の3番・丸と4番・鈴木の打撃は2人あわせて41.0点もの得点差を生み出していたようだ。
 

打率2割2分台でもランクイン。傑出する西武・源田の守備力

 守備評価には同じイニングを守った平均的な同ポジション選手と比較してどれだけ失点を防いだかを表すUZR(Ultimate Zone Rating)を使用する。しかしUZRは同ポジションの選手との守備を比較する指標であるため、今回のように異なるポジションの選手を比較する際は、ポジション間の補正を行う必要がある。一般的に高い守備力、もしくは独自性のあるスキルを要するポジション(遊撃手や二塁手、捕手など)を守った選手はプラスに補正をかけ、その逆のポジション(一塁手や左翼手など)はマイナスの補正をかけるといった具合だ。この守備位置補正をUZRに加えたものが守備貢献となる。
 
 この守備貢献で他を寄せ付けない圧倒的な数値を記録したのが源田壮亮(西武)だ。7月もランク外ながら守備で好値を残していたが、8月も打率.227など打撃貢献は平均より劣るにもかかわらず、守備貢献は9.2と高い値を見せた。ほかにはDeNAの名手・大和が高ポイント。8月は遊撃だけでなく、二塁、中堅でも出場。複数のポジションで失点を防ぐ役割を見せていたようだ。

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