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巨人・ヤングマンは”第2のマイコラス”となれるか。実績は格上、持ち球・課題点は本家と類似

2018/01/22

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 読売ジャイアンツに入団することになったテイラー・ヤングマン投手。2011年のドラフト1巡目(全体12位)でミルウォーキー・ブリュワーズから指名されてプロ入りを果たした有望株で、米国でも主に先発として出場を続けていた。
 
 将来が期待されていたヤングマンは2015年にはメジャーデビューを果たし、21試合に先発登板して119.1回を投げ、9勝8敗、107奪三振、防御率3.77と好成績を残した。しかし、2016年は8試合で0勝5敗、防御率7.76と結果を残せず、昨季は1試合の登板に留まっていた。一方、3Aでは17試合に登板して9勝2敗、防御率2.59と好成績を残していたが、メジャー昇格とはならずにシーズンオフにはFAとなっていた。
 
 身長198センチの長身から繰り出される速球とカーブが主な武器で、メジャーでは通算30試合に登板して9勝13敗、防御率4.54という成績を残している。
 
 速球とカーブを武器とし、メジャーから日本球界にやってきた選手といえば、今オフに巨人を退団してセントルイス・カージナルスに移籍したマイルズ・マイコラス投手だ。
 
 メジャー通算では37試合に登板して4勝6敗、防御率5.32という成績を残してNPB入りとなったマイコラスは、巨人時代にスライダー・チェンジアップなどを新たに習得して開花。制球力も向上して日本屈指の投手に成長し、以前から希望していた米球界復帰を果たした。
 
 ヤングマンは武器だけでなく、制球力と球種の少なさに課題を残している点も入団時のマイコラスと似ている。しかし、メジャーでの実績・指名順位はヤングマンに軍配が上がっており、マイコラス以上の投手となるポテンシャルも秘めている。
 
 また、入団時には「日本で技術面を含め、様々な要素を吸収して成長したい」と語っており、日本球界に適応する心準備は出来ているようだ。
 
 マイコラスのような成長が期待されるヤングマンだが、今オフの巨人は中日からアレックス・ゲレーロを獲得し、ケーシー・マギー、スコット・マシソン、アルキメデス・カミネロの3人が残留。1軍の外国人枠は4人までしか登録できないこともあり、1人は2軍で出場機会を待つことになる。そのため、最も実績に乏しいヤングマンが2軍に控える可能性も高そうだ。
 
 2016年には沢村賞に選出された広島・ジョンソン以来となる米国のドラフト1巡目指名選手となったヤングマン。ポテンシャルの高さは米国でも有数だが、日本球界で開花し”第2のマイコラス”となることは出来るだろうか。

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