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巨人、波紋広がる高木勇人のプロテクト漏れ。目指すべき“育成と若返り”の逆行か

読売ジャイアンツは18日、フリーエージェント(FA)権を行使して移籍した野上亮磨投手の人的補償として、埼玉西武ライオンズが高木勇人投手を獲得したと発表した。

2017/12/19

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プロ入り3年目の高木勇、伸びしろは大いにあり

 巨人ファンならずとも驚いた人は多かったであろう。
 
 埼玉西武ライオンズがFAで巨人へ移籍した野上亮磨投手の人的補償として高木勇人投手を獲得。18日に両球団から発表された。
 
 2014年のドラフトで巨人から3位で指名され、入団した高木勇は1年目から活躍。巨人投手としては堀内恒夫氏以来、実に49年ぶりとなるデビュー5連勝を飾り、3・4月の月間MVPにも輝くなどルーキーイヤーから大きなインパクトを残した。
 
 しかし翌年から好不調の波が激しくなり、夏場を過ぎると中継ぎへ配置転換。今季は4月の試合中に自身のバント打球で右手の指を骨折して長期離脱へ追い込まれ、その後は中継ぎとして一軍復帰したものの十分な活躍を果たせなかった。
 
 「最近は現場からの評価が随分と低かった」と指摘する声も確かにあるが、それでも新人時代にあれだけの活躍を果たした右腕がプロ3年目を終えた時点でプロテクトから外される流れは大半の人が予想できなかったはず。今季はプロ入り後ワーストとなる16試合登板、そして僅か1勝止まりに終わったとはいえ“見切り”をつけられるには正直言ってまだ早過ぎる気がしてならない。
 
 社会人チームから入団した高木勇は28歳。エース・菅野智之投手と同い年だ。プロ3年目にしては、やや年齢を重ねているところは否めない。
 
 だが間違っても彼はベテランの部類ではなく、まだ明らかに伸びしろは残されていて巨人の今後を担うべき資格を持つ投手であったと個人的には思っている。そういう意味で高木勇は来季以降のテーマとしてチームが掲げる「育成」のプランの中において強化指定選手の1人に組み込まれても不思議ではなかったように考える。

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