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オリックスの2013年ドラ1・吉田一がプロ初完封!2季ぶり先発も圧巻の投球

2017/09/29

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〇オリックス4-0ロッテ●(29日・ZOZOマリンスタジアム)
 
 この日の先発は、2015年以来の先発登板となったオリックス・吉田一とプロ初先発の2年目左腕・成田。
 
 両投手ともに立ち上がりから快調に飛ばし、4回までスコアボードに0が並び続けたが、5回から試合が動き始めた。
 
 5回、オリックスは一死から中島が内野安打で出塁すると、この日は7番起用となったT-岡田が今季第30号となる2ランを放ち、2点を先制。T-岡田の30号は、本塁打王のタイトルを獲得した2010年以来、7年ぶりとなった。
 
 そして、6回には二死から吉田正が死球で出塁すると、欠場したロメロの代わりに4番に座ったマレーロが2ランを放ち、4点目を奪い成田にプロの洗礼を浴びせた。また、このマレーロの本塁打はNPB通算10万号というメモリアル弾になった。
 
 2季ぶりの先発となった吉田一は直球に勢いがあり、8回まで連打を許さない快投でロッテ打線につけ入る隙を与えず。
 
 9回も続投した吉田一は、一死から肘井に安打を浴びたものの、代打・福浦を一直併殺打に打ち取り試合を締めた。9回を115球で3安打・2奪三振・1四球・無失点でフライアウトは18個という圧巻の内容で今季2勝目を手にし、来季以降の先発転向に光明が差すピッチングとなった。
 
 また、オリックスはこの1勝で今季4位が確定となった。
 
 敗れたロッテは、先発の成田が6回を投げ切るも2被弾で4失点とほろ苦い先発デビュー。そして、打線も吉田一の前に沈黙し完封負け。しかし、今日は中継ぎとして登板したドラ1ルーキー・佐々木が、役割が変わっても3回無失点と好投を見せた。