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巨人・マイコラスが5回5失点で約3ヶ月ぶりKO… 広島・中村祐は7回零封で5勝目

2017/09/22

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〇広島5-0巨人●(22日・マツダスタジアム)
 
 投打のかみ合った広島が完封リレーで巨人を下した。21日の試合では5点のリードを守り切れず逆転負けを喫したが、この日は投手陣がしっかりとリードを守り切った。
 
 広島・中村祐、巨人・マイコラスの先発でプレイボール。CS進出のために、巨人は9月に21イニングを投げて1失点と安定感抜群のマイコラスで必勝を期したが、既にリーグ優勝を決めている首位・広島が立ちはだかった。
 
 初回、マイコラスは田中の安打、盗塁と菊池の一ゴロで一死3塁のピンチを招くと、丸に投じた7球目を暴投し1点を献上。
 
 2回・3回は試合に動きはなかったが、4回、マイコラスは丸・松山・バティスタに3連打を浴び1点を失う。その後は西川・磯村を凡退に仕留めたが、この日8番起用の野間に今季初打点となる適時打を浴び3点目を失った。
 
 そして、5回には二死から丸に安打で出塁を許すと、松山に適時二塁打、バティスタに適時打を浴びこの回も2失点。
 
 マイコラスは5回を78球で9安打・2奪三振・1四球・5失点と試合を作れず降板となった。直近12試合は連続でQSを記録していた助っ人だったが、シーズン終盤の重要な一戦で約3か月ぶりの大量失点を喫してしまった。
 
 一方の広島・中村祐は走者を出しても併殺で切り抜けるなど、しっかりと要所を締めた投球で7回を114球で3安打・6奪三振・4四球・無失点と好投。やや制球には苦しんだが、巨人打線に狙いを絞らせなかった。その後はジャクソン、一岡とつないで完封リレー。中村は8月18日以来となる5勝目をマークした。
 
 敗れた巨人はマイコラスが試合を作れず、打線も散発3安打と拙攻が目立ち完封負け。3位・DeNAと再び0.5ゲーム差となった。