大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



Home » プロ野球最新情報 » 西武 » 西武がソフトBとの投手戦制しサヨナラ勝ち!延長10回に栗山が決勝押し出し四球

西武がソフトBとの投手戦制しサヨナラ勝ち!延長10回に栗山が決勝押し出し四球

2017/09/17

text By



〇西武3×-2ソフトバンク●(17日・メットライフドーム)
 
 西武が延長戦でサヨナラ勝ちを飾り、昨日目の前で優勝を決めたソフトバンクに一矢報いた。
 
 西武・多和田、ソフトバンク・千賀の先発で始まった試合は、投手戦の様相を呈した。
 
 2回、西武は山川・栗山の安打、中村の四球で一死満塁のチャンスを作ると、外崎が右犠飛を放ち1点を先制した。
 
 今日の千賀は制球に苦しみ、6回を投げ切るのに141球を要したが、6回を4安打・8奪三振・4四球・1失点と試合は作り切った。また、千賀はこの試合で今季の規定投球回に到達した。
 
 一方の多和田も序盤から走者を背負いがちなピッチングとなったが、しっかりと要所を締めて7回を116球・5安打・5奪三振・4四死球・無失点と好投。8回以降は後続に託すこととなったが、8回に再び試合が動くこととなった。
 
 8回表、西武は2番手のシュリッターをマウンドへ。しかし、シュリッターは無死から中村・柳田に連打を浴び、更に暴投を記録し無死2・3塁のピンチを作ると、デスパイネに適時打を浴びて2点を失い、逆転を許してしまった。
 
 しかし、その直後に若き大砲が助っ人の失点を取り返した。8回裏、ソフトバンクはセットアッパーの岩嵜をマウンドへ送ったが、無死から山川が試合を振り出しに戻すソロ本塁打を放った。その後の浅村・栗山・中村は三者凡退に倒れてしまっただけに、非常に大きな一発となった。
 
 その後、9回は西武が増田、ソフトバンクは森がそれぞれ1回を無失点に抑え試合は延長戦に突入。そして、10回に試合が動いた。
 
 10回表は牧田が二死から松田に安打を浴びるも無失点。そして、10回裏にはソフトバンク・モイネロを攻略した。
 
 10回裏、西武は先頭の源田が三遊間を破る左前打で出塁すると、モイネロのけん制悪送球で2塁へ進む。その後、代打・岡田がしっかりと犠打を決めて一死3塁と絶好機を作る。その後、ソフトバンクは山川・浅村を連続で敬遠し満塁で栗山と対戦することを選択。
 
 そして、栗山は6球粘りフルカウントとすると、最後は高めの直球を見送り四球に。3塁走者の源田はゆっくりと本塁に生還し、西武は見事サヨナラ勝利を飾った。
 
 敗れたソフトバンクは5番手のモイネロがミスから自滅してしまい、接戦を制することはできなかった。