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2度のビッグイニング作り12得点の広島が快勝でM2!明日にも2季連続Vが決定

2017/09/13

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〇広島12-4DeNA●(13日・マツダスタジアム)
 
 1回と6回に集中打を見せた広島がDeNAに快勝し、優勝マジックを残り「2」とした。最速で明日には2季連続となるセ・リーグ優勝が決まることになった。
 
 この試合の先発は広島が中村祐、DeNAが飯塚。共に今季プロ初勝利を手にした若手右腕の投げ合いとなったが、試合は初回から両軍大きく動きを見せた。
 
 1回表、中村祐は二死を奪ってから筒香・ロペスに連打を浴びピンチを招くと、宮崎に適時二塁打を浴び、二死から2点を失うまさかの立ち上がりとなった。
 
 しかし、その直後に打線が反撃し中村祐を援護した。
 
 1回裏、広島は田中の先頭打者本塁打で1点を返し反撃の口火を切る。続く菊池も二塁打を放ち後続につないだが、丸は空振り三振・松山は中飛に倒れ二死と反撃ムードに陰りが見えた。しかし、ここから赤ヘル打線が大爆発した。
 
 まず、二死2塁のチャンスから新井が叩きつける打球で内野安打を放ち出塁。すると、安部・岩本が連続適時打を放ち逆転に成功。その後の磯村は二死で1塁が空いていたこともあり敬遠でチャンスは満塁に。
 
 そして、先発の中村祐が自らを援護する三塁適時内野安打を放ち、4点目を加える。その後もこの回2打席目となった田中が2点適時打を放ち、広島はこの回7安打1四球で6得点を奪い試合の主導権を掴んだ。
 
 その後、中村祐が3回3失点と先発の役割を果たせず降板。2番手・九里も1点を失い一時は2点差に迫られたが、6回には代打・バティスタの安打、田中のセーフティバントで無死1・2塁のチャンスを作ると、菊池の適時二塁打で2点を追加。広島はその後も攻める手を緩めず、一死満塁のチャンスを作ると、安部・岩本が連続で2点適時打を放ち4点を追加。試合を決定づけるイニングとなった。
 
 7回からは一岡・中田・今村が1イニングずつを無失点に抑え、DeNAに反撃を許さず試合を締めた。11安打で4得点のDeNAに対し、広島は14安打で12得点と効率の良さを見せつけた。
 
 この勝利で優勝マジックを2とした広島。2季連続のリーグ頂点まで、もうひと踏ん張りだ。