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巨人・高橋監督の行き過ぎた情報統制。お決まりの“コンディション不良”はアンフェア

読売ジャイアンツの澤村拓一投手は、9月1日に今季1軍初昇格したものの、登板機会がないまま再び出場登録を抹消された。高橋由伸監督ら首脳陣は抹消の明確な理由を語らず。澤村に限らず、選手のコンディションについて徹底的な情報統制を敷いており、他球団の関係者から「行き過ぎでは」との声が上がっている。

2017/09/05

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巨人の情報統制はファンサービスにもマイナス

 いつものように結局、肝心要の原因が明らかにされることはなかった。
 
 巨人・澤村拓一投手(29)が4日、1軍で一度も登板機会がないまま昇格からわずか3日後に再び出場選手登録を抹消され、高橋由伸監督も各メディアの取材に対して「投げたり、投げられなかったり、コンディション的な問題があるということ」とコメントしている。他の首脳陣も煙に巻く指揮官と同じように、右腕の「コンディション的な問題」については多くを語らずじまいだった。
 
 自軍選手のコンディションについて高橋監督は就任以来、徹底した情報統制を敷いている。特に選手がけがをした場合は頑なまでに貝になり、詳細について明かすことは一切しない。ちなみにこうした巨人の現場の方針は、前指揮官・原辰徳監督の時代から受け継がれている。
 
 選手にアクシデントが発生しようとも、監督だけでなくコーチ陣もメディアの取材に何も語ろうとしない。今回の澤村と同様に近年、巨人の選手たちが負傷などで1軍から離脱しても判を押したように「コンディション不良」と各メディアによって書かれるのはこうした背景があるからだ。
 
 ところが他球団からは、こうした巨人の情報統制に「ちょっとやり過ぎなのでは…」と疑問視する声が噴出し始めている。セ・リーグ球団の関係者は、次のように指摘した。
 
 「神経質になり過ぎなのではないのか。他球団に所属選手たちのコンディションを少しも知られたくないとする戦略上の動きの現われとは思うが、これは明らかに情報を隠し過ぎだと思う。
 
 ファンサービスの面でもマイナスだ。いつも決まって『コンディション不良』では、その選手が一体どのぐらいで復帰できるのかというメドも分からない。応援している選手がコンディションを崩して1軍登録を抹消されても、その詳細がまったく把握できないとなればファンだって幻滅してしまうはずだ。
 
 こういう方針を基本的に貫いているのは12球団の中でも巨人ぐらいで、メジャー球団の中においても聞いたことがない」

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